今度のダイヤ改正で651系が引退すること発表されました。

常磐線沿線で育った私としては、「スーパーひたち」として慣れ親しんできた車両が最後を迎えるのは寂しい限りです。

そこで昨日、651系最後の思い出として乗り納めの旅に行ってきました。

 

上野駅。上野東京ライン開業後は途中駅としての性格が強くなってしまいましたが、ターミナル駅としての風格は健在です。

 

久しぶりにやってきた地上ホーム。旅情を掻き立てられますね。

 

入線の様子を写真に収めようとしたのですが、人が多くてまともな写真は撮れず…

先頭車の周りにはたくさんの人だかりができていて、ここで粘っていても良い写真は撮れないと判断し、列車に乗り込むことにしました。

やって来た編成は元K108編成のOM205編成です。

 

草津3号 長野原草津口行きです。

LEDではない幕式の方向幕も貴重になってきましたね。

 

651系に乗る人生最後の機会なので、往路は奮発してグリーン車に乗ることにしました!

 

1-2列配置のゆったりとした座席。

近年のJR東日本の特急型車両はグリーン車でも2-2列が標準なので、651系のグリーン車はとても贅沢な空間に感じます。

 

付随車のため走行音は静か。

しかし力行時は抵抗制御によりモーターを駆動するため、前後のモハから押し引きされるような揺れを感じます。

 

フットレスト。ひっくり返すとモケット張りになっていて、靴を脱いで足を乗せられます。

右の座席のポケットに入っているチラシには、651系に代わって運行を開始するE257系5500番台のイラストが描かれています。

 

デッキにはかつての公衆電話スペースがそのまま残されています。

 

高崎から上越線、渋川から吾妻線に入り、上野から2時間半弱で長野原草津口駅に到着。

駅前に商業施設などは無く、温泉街へ行くにはここからバスに乗る必要があります。

 

651系の編成全体を見渡せる場所を目指し、駅前の道路を歩きます。

正面に見える白い橋は吾妻線の第三吾妻川橋梁、右の緑の橋は国道145号線の長野原めがね橋です。

 

やはり651系はかっこいいです。

 

直流化改造を受けたパンタ周り。パンタはE233系と同型のPS33Dです。

 

今回は651系に乗るための旅なので草津温泉には行かず、折り返しの草津4号で上野に戻ります。

ホーム上はすっかり撮影会状態でした。

 

万座・鹿沢口行きの211系が入線してきました。

かつては特急草津が万座・鹿沢口まで乗り入れていましたが、利用者減少のため2017年度以降は乗り入れていないようです。(Wikipedia情報)

 

帰りは2号車の普通車指定席。MT61のモーター音を楽しみます。

車内チャイムはひたちチャイムではなく、鉄道唱歌でした。

 

上野駅到着後、車内を撮影。スーパーひたち時代に何度も座った紫のシートともお別れです。

 

到着した14番線ホームは撮影会状態で混雑していたので、13番線に移動して最後の1枚を撮影。

 

1989年のデビューから34年、2013年のスーパーひたち運用撤退から10年での引退となります。長い間お疲れさまでした。