2023年最初のブログ更新です。今年もよろしくお願いいたします。

 

相鉄新7000系はボディの工作が終わりました。次は屋根周りです。

まず、屋根板の加工を行いました。

 

先頭車の屋根。左が10号車のクハ7555、右が1号車のクハ7755です。

10号車は説明書の指示に従い、ピンバイスで誘導無線アンテナの取り付け穴を開けました。

1号車は誘導無線アンテナが無いので、配管モールドを削りました。

 

パンタ車の屋根は、避雷器とヒューズボックス取り付け部を加工。左が加工前、右が加工後です。

屋根と一体成型の避雷器は切り落とし、KATOのパーツに置き換えます。KATOの避雷器が入るように四角い取り付け穴を開けました。

ヒューズボックスはGMのパーツに交換します。元の取り付け穴は大きすぎるので埋めて、GMのヒューズボックスに合う大きさの穴を開け直しました。

 

加工終了後、屋根板を塗装します。元の屋根色は暗すぎるように感じたので、GMのねずみ色1号で塗ってみました。

 

しかし問題が発生しました。元の屋根の塗膜が梨地仕上げだったので、1号車の配管モールドを除去した部分だけツルツルになってしまいました。塗装前は、ここまで質感の差が出るとは思いませんでした。

 

そこでIPAに浸けて塗装を全て剥がしてみましたが、それでも削った部分と周囲の質感の差がはっきりと出てしまいました。このまま再塗装しても均一な仕上がりは望めません。

そこで1号車だけは屋根全体にペーパーを掛けて表面の質感が均一になるようにしました。他の9両分の屋根板もIPAで塗装剥離し、10両まとめて再塗装することにしました。

 

最初に塗装したねずみ色1号は色が明るすぎるように感じたため、今度はGMのねずみ色1号とダークグレーを3:2の割合で混ぜて塗装しました。この色は、以前製作したE231系900番台の屋根と同じ色です。

今度は良い感じの仕上がりです。加工箇所の質感の違いは分からなくなりました。色合いも明るすぎず暗すぎず良い塩梅です。

 

タミヤのエナメル塗料で細部の色差し。

配管をスカイグレイとフラットブラック、配管止めをクロームシルバーで塗り分けました。

 

塗装が終わった屋根板に屋上機器を取り付けていきます。

ベンチレーターと誘導無線アンテナはタミヤエナメル塗料のスカイグレイ。SRアンテナはクレオスのニュートラルグレーです。

 

パンタグラフはTOMIXのPS16R。全体をクレオスのグレーFS36118で塗装後、枠組み、擦り板、碍子を塗り分けました。7755Fは相鉄の営業用車両で最後の菱形パンタ搭載編成でした。

避雷器はKATOの681系用、ヒューズボックスはGMの阪急用でいずれもグレーFS36118で塗装しました。

 

これまで製作した車両ではパンタをねずみ色1号、避雷器とヒューズボックスをスカイグレイで塗ることが多かったですが、ここ数年の相鉄車両はパンタ周辺機器を濃いめのグレーで塗っているのでグレーFS36118を使ってみました。

 

クーラーは再塗装しないでスミ入れしただけです。