前回に記事に続き、205系のディテールアップについて紹介します。

 

屋根上です。クーラーにスミ入れを行いました。屋根と同色だったベンチレーターはスカイグレイで塗装しました。

 

パンタグラフはプライマー処理後ねずみ色1号で塗装し、碍子をクールホワイト、擦り板をダークコッパーで塗り分けました。

配管はスカイグレイとフラットブラックで塗り分け、配管止めをクロームシルバーで塗装しました。避雷器もスカイグレイで塗装しました。

 

クハ205のジャンパ栓はプライマー処理後、つや消しブラックとフラットアルミで塗り分けてから取り付けました。このジャンパ栓はワンタッチで取り付けられますが、紛失のリスクを減らすために少量のゴム系接着剤で固定しています。

 

運転台のコンソールは緑色で塗装したいのですが、どの塗料で塗るかまだ決めていません。近くの模型店は塗料の品揃えが悪く、秋葉原のヨドバシやタムタムに買いに行きたいのですが、緊急事態宣言が出ている中、塗料を買うために東京に行くのは不要不急の外出になってしまうので買いに行けません。ネットで買うと、「思っていた色と違う!」ということになりかねないので、運転台の塗装はしばらく保留とします。

 

車内は、4ドア車はウッドブラウンで床面を塗装しました。6ドア車の床面は明るいベージュのように見えるので、成型色そのままとしました。また、動力車を除いて座席モケットをカモ井のマスキングテープで再現しました。4ドア車一般席はグリーン、4ドア車優先席はワインとマットグレー、6ドア車はワインを使用しました。

 

床下機器はもともと完成度が高いため、改造や全塗装などの大掛かりな加工はせずに部分的な色差しのみ行いました。

 

モハ205。主抵抗器の抵抗体は白っぽい色をしているため、スミ入れの要領でエナメル塗料のスカイグレイを流し込みました。断流器のルーバー部分はねずみ色1号、励磁装置の四角いプレートはフラットアルミで塗装しました。

また、主抵抗器、断流器、主制御器、母線ヒューズを吊るしている碍子をアルティメットホワイトで塗装しました。

 

モハ204。補助抵抗器にスカイグレイを流し込みました。コンプレッサーの配管をクロームシルバー、MG起動装置のルーバー部分をねずみ色1号、MG起動装置を吊るす碍子をアルティメットホワイトで塗装しました。

 

クハ205、クハ204。機器箱のロックハンドルをクロームシルバーで塗装しました。イカロス出版「国鉄201・203・205・207系電車の軌跡」に記載の台枠機器配置には、この箱は「インバータ(ATC-6E取付車のみ)」と記載されていました。ATCの電源に関するものでしょうか。