あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
今日は、年末にヤフオクで落札したNゲージが届きました。元旦早々の入線です。年末年始の時期にもかかわらず発送・配達していただいた出品者および運送会社の皆様、ありがとうございました。
グリーンマックスの東急9000系 東横線(品番4389)です。定価よりも少し安い価格で落札することができました。実車が東横線から引退した2013年に発売された製品で既に8年近く経っていますが、新品同様の綺麗な状態でした。
東急9000系は東急で最も好きな車両でずっと手に入れたいと思っていて、特に東横線のノーマル仕様が欲しいと思っていました。しかしここ最近はラッピング仕様のTOQ-BOXか大井町線仕様ばかりが発売され、私が望む東横線のノーマル仕様は一向に再販されませんでした。中古でもなかなか見つけられずにいましたが(見つけても状態の悪いジャンク品)、ようやく入線を果たすことができました。
東急9000系は1986年に登場した車両で、東急で初めてVVVFインバータ制御とボルスタレス台車を本格採用しました。当初は東横線に8両×14本、大井町線に5両×1本が配置されました。東横線と副都心線が直通運転を開始するにあたり東横線の編成は2013年までに5050系に置き換えられ、現在は全て5両編成に短縮され大井町線で運用されています。
この製品は、1988年に製造された9010Fがモデルになっています。
洗練された軽量ステンレス車体と直線基調でシンプルにまとめられた前面デザインは非常に私好みです。
この車両は外見もさることながら、VVVFインバータのサウンドが最高です。9000系のVVVF音を聞くためだけにわざわざ大井町線に乗りに行ったこともあります。JRでは2000年代生まれのE231系ですら機器更新が進んでいるのに、30年以上も経つ東急9000系がいまだに原形のGTO素子を保っているのは驚きです。
ドア枠が少し暗めのシルバーで塗分けられています。屋根肩や窓枠の質感の違いは再現されていないので、塗り分けをすればもっとリアルになると思います。
車番プレートはドア枠同様の暗いシルバーで表現されています。東急のロゴマークはベースがグレーになっていますが、欲を言えばこちらもグレーではなくシルバーのほうが良かったなと思います。ロゴマークの印刷自体は繊細で綺麗です。
種別と行先は「急行 元町・中華街」が印刷済みですが、既に所有しているKATOの5050系と被ってしまうので、別な表示に変えようかなと思います。
今年のゆく年くる年では、中華街での様子が中継されていましたね。
ライト点灯状態。前照灯はオレンジLEDで色合いが不自然なので、電球色LEDに交換したいです。尾灯は赤色LEDでリアルに点灯します。
屋上機器。配管が細かく再現されていますが、パンタグラフの土台と屋根側の台座の位置が少しずれているのが残念です。
東急9000系はクーラーが一部交換された編成が存在しますが、この9010Fは全て原形です。大井町線に転属後に一部交換されたようです。
クーラーはプラ成型色丸出しで安っぽいので塗装したいです。
妻面はドアコックや昇降ステップが立体的に表現されていますが、妻面窓ガラスと幌は省略されています。
動力は2モーター式と呼ばれるものです。片軸モーターが2台入っており、それぞれが各台車を駆動します。
モーターカバーが室内側に飛び出しており、横から見ると目立ちます。
TS-1004形台車。軸箱支持装置は8000系列と同じペデスタル式となっています。
台車の実物写真。2015年に溝の口で撮影しました。
台車はビス止め方式で、ライトが点灯するクハのみ集電板が取り付けられています。TOMIXの古い製品と似たような構造です。
床下機器は、デハは東急9000系専用のパーツ(1077-H)が使用されています。VVVFの形状がリアルですね。しかし実車ではSIV非搭載のデハ9600にもSIVが付いているので、切り取ればもっとリアルになります。
VVVFの実物写真。これも2015年に溝の口で撮影しました。
クハとサハは汎用品が使用されており実車とは全く異なるため、実車に近づけるためには改造が必要です。クハ9000、サハ9800、クハ9100にはNが使用されています。
サハ9700はEが使用されています。
優先席表示、弱冷房表示、車椅子マークのステッカーが付属していますが、サードパーティーのインレタのほうがきれいに仕上がると思います。
以上、新年のあいさつ&東急9000系入線報告でした。念願の東急9000系東横線仕様が入線し、2021年は良いスタートを切ることができました。