E501系に使うKEY FACTORYのLED基板が届くのを待つ間、E231系900番台ミツB901編成の製作に取り掛かることにしました。

 

種車を集めるの記事でも紹介しましたが、種車はTOMIXの209系500番台とサハE230で、209系の屋上機器と中間車の床板および動力ユニットは、E231系とトレードしています。

 

もともと総武線色のサハE230も含めて10両すべて再塗装するので、ボディをIPAに浸けて塗装を剥離します。IPAはホームセンターで購入したガソリン車用の水抜き剤です。

 

1日浸けた後の様子。種車は京葉線色、京浜東北線色、総武線色の3色がありますが、それぞれで様子が異なります。

一番変化が大きいのは総武線色で、あちこちの塗膜が浮き上がってブヨブヨになっています。京浜東北線色は総武線色と異なり、全体の塗装が均一にザラザラになってきています。京葉線色はドア枠のホットスタンプが剥がれてきましたが、本体のシルバー塗装と帯はほとんど変化なしです。

 

総武線色のサハE230から剥離作業を開始しました。歯ブラシでボディを擦ると塗膜がボロボロ剥がれていきます。歯ブラシは使い古しのものを模型に使うのは抵抗を感じるので、新品を使用しています。

 

全て剥離した後、水洗いしました。グレーの成型色が露になりました。

 

IPAに浸けて2日後。京浜東北線色は塗膜のザラザラ感が強くなりました。京葉線色はホットスタンプの剥離が進みましたが、全体の塗装の変化は少ないです。ただしフロントマスクの白い塗装が部分的に浮いてきた感じがします。

 

この段階で京浜東北線色のブラッシングを行いました。総武線色と異なり、塗膜が細かくバラバラになって剥がれていく感じです。

 

京浜東北線色3両の塗装剥離が終わりました。モハE231-900(パンタ車)が2両、モハE230-900が1両です。

 

シルバー塗装のラメ成分が完全に落とし切れていませんが再塗装するので問題ないでしょう。

 

IPAに浸けて4日後、京葉線色もブラッシングすると塗膜が剥がれるようになってきました。土日のうちには残り6両の剥離作業が終えられそうです。

 

既に塗装剥離が終わっているパンタ車2両は、配管が付いている妻面の交換を行いました。209系は貫通路右側の配管が3本ですがE231系は2本なので、モハE231のジャンクボディから妻面を移植します。

 

モハ209-500の妻面を切り取ります。雨樋は残しておきます。

 

モハE231から、妻面の雨樋より内側の部分を切り出します。

 

瞬間接着剤で妻面を接合。これでモハE231-900のボディが出来上がりました。