昨日、スペースシャトルにホワイトを塗装したところまで紹介しました。前回の記事にも記したように、あまり鮮やかな純白に塗ると不自然になりそうだと考えたため、サフの上に直接通常のホワイトを塗装してトーンを落とした仕上がりになるようにしました。

 

しかし、これがどうもしっくりきません。トーンが落ちるというよりは、冷たさを感じる寒色系のホワイトというような風合いになってしまいました。実機写真を見ると、冷たさを感じるような色ではなく、マットな質感で温かみのある雰囲気に感じました。

 

旅客機モデルのように下地にクールホワイトを塗ってから通常のホワイトを塗り、明るいホワイトに仕上げてから、最終的にウェザリングによって色合いを調整したほうが良いと思いました。今の状態からさらに塗り重ねていくと相当な厚塗りになってしまうので、IPAで塗装剥離してサフからやり直すことにしました。

 

しかし、機体をIPAに浸けてから思いました。「やべえ、コックピットの中も塗装してるんだった…」

案の定、コックピット内部にもIPAが流れ込み、内部の黒塗装が浮き上がってきてしまいました。機体はもう組み上がっているので、今更内部の塗装を修正することはできません。厚塗りを覚悟でさらにホワイトを塗り重ねるほうがマシだったかもしれません。

 

もはや修正困難なので、このキットの製作は中止することにしました。

 

スペースシャトルのキットはもう1箱持っています。シャトル輸送機の747とセットのもので、ヤフオクで落札しました。このキットはオービター単体のキットと比べてデカールが非常に充実しており、これをコピーして自作デカールを作り、現在製作中のものに貼り付けてディテールアップしようという目論見でした。

 

とりあえず、このキットを使用してオービターの製作をリベンジしようと思います。