昨日から、ハセガワのスペースシャトル オービターを作っています。このキット、2012年に購入したものです。8年以上も積みプラとなっていました。
スペースシャトルオービターはエンタープライズ(滑空試験機)、コロンビア、チャレンジャー、ディスカバリー、アトランティス、エンデバーの6機が製造されました。これらは機体ごとに外観が異なり、同一機体でも時代によって各部のディテールやロゴマークが異なるので、どの機体のいつ頃の姿を再現するかをあらかじめ決めておく必要があります。今回は1988年~1990年のディスカバリーを作ることにしました。
スペースシャトルの外観に関しては、こちらのサイトが大変参考になります→AXM Paper Space Scale Models
1/200なので部品はそれほど多くありません。
このキット、機首や垂直尾翼のモールドを見ると初期のコロンビアがモデルになっているようで、ディスカバリーには不要なパネルラインが入っているので埋める必要があります。また、機首には6機いずれにも存在しないような不自然なモールドも見られるので、これも埋める必要がります。
今回、モールドを埋めるのにウェーブの黒い瞬間接着剤を使ってみることにしました。粘度が高く硬化後は切削性が高く、パテのように使えるという製品です。硬化時間は5分~20分とラッカーパテとは比べ物にならないほど早く、作業時間の短縮が期待できます。また、さらに早く硬化させられる瞬着硬化スプレーも用意してみました。
モールドに沿って黒瞬着を盛りつけ、硬化スプレーを吹きました。乗降ハッチと胴体後部のモールドも実機と異なるので埋めてしまうことにしました。
機首の不要なモールドにも黒瞬着を盛りつけ。
硬化後、サンドペーパーで削りました。切削性が高いと謳っていましたが、実際に削ってみるとかなり固く、面一にするまでかなり時間がかかってしまいました。特に、機体後部のモールドを埋めた部分は長く削っているうちに周囲のプラまで部分的に削りすぎてしまい、ラッカーパテを薄く塗って削りすぎた部分を埋める羽目になりました。
ネットで調べてみると、黒瞬着に硬化促進スプレーを吹くと固くなりすぎるという記事を見かけました。パテとして使うときは自然硬化のほうが良さそうです。
また、機首底面には、外部燃料タンク接続部の穴開けガイドとして円形の出っ張りがありますが、実機にはこんな出っ張りはありません。
出っ張りを削ると穴が開きました。
穴の内側からプラ板で裏打ちして、表からポリパテを充填して穴を埋めました。パテ硬化後に削って整形します。
コックピット内部はつや消しブラックで塗りました。
胴体左右を貼り合わせました。
明日は機首と機体底面、主翼を接着できると思います。