今日は、予約していた品物が届きました。メールで知らされた配達予定日よりもだいぶ早く届いたのでちょっとびっくりしました。
 
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KATOの205系5000番台武蔵野線です。プロトタイプはケヨM34編成で、クハ・モハは山手線、サハは埼京線からの転属車となっています。そのため製造時期の違いからドア窓の大きさが異なっています。
 
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中央・総武線や山手線へのE231系導入に伴い、余剰となった205系を改造して各地の103系等を置き換えることになりました。もともと武蔵野線に投入されていた205系は、京葉線地下区間の急勾配に対応するため6M2T編成を組んでいましたが、転用車でこの編成を組もうとするとモハが不足します。そこでMT比を下げつつ武蔵野線の在来車と同等の粘着性能を維持するためモーターを誘導電動機に換装し、制御システムもVVVFインバータ制御に改造されました。こうして生まれたのが5000番台で、MT比は4M4Tです。
 
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VVVFインバータを搭載するモハ205-5000。JR東日本では珍しい東洋IGBTです。
 
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PS21形パンタグラフ
 
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動力車は3号車のモハ204-5067に設定されています。床下機器はモハ205のみ専用設計でその他は211系等を流用しているらしく、実車と違う部分があります。
 
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ドア窓の大きさが異なる車両の混結。
カプラーは台車マウントでジャンパホースもついていますが、連結面の幌が無いのでちょっとスカスカな印象。台車は付随台車と動力台車で作り分けられています。動力台車に関しては主電動機の換装により駆動方式が中空軸平行カルダン駆動からTD平行カルダン駆動に変更されたため、形式がDT50からDT70に変わっています。
 
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弱冷房車マークの印刷もきれいですね。
5000番台を名乗るのは主回路が改造されたモハのみで、クハ・サハの番号は種車のまま(0番台)になっています。
 
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クーラーのモールドはとてもシャープ。しかしベンチレーターは屋根と一体成型で、断面がのっぺらぼうになっています。
 
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ライトは白熱電球なので明るさはイマイチ。行先表示は非点灯です。
 
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クハ204はクハ205の車体を流用しているので、ドアコックの位置がエラーです。側面を切り継いで修正する作例を見たことがありますが、そうなると車体の塗装からやり直しになってしまうので改造はしないつもりです。そんなに気になるエラーでもないし。
 
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実物写真。ドアコックの位置が反転しています。
武蔵野線の205系は209系・E231系による置き換えが始まっていて、全車両がインドネシアに渡る予定です。乗るなら(撮るなら)今のうちですね。
 
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行先表示シール。むさしの号、しもうさ号も収録されています。号車番号はサボとステッカータイプの2種が付属。
 
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E331系と並べて遊べます。
KATOの205系は30年くらい前の設計だそうで、一体成型のベンチレーターや白熱電球のライトなど時代遅れ感は否めませんが、ボディの造形はとてもシャープなので、ディテールアップすれば新しい製品にも負けない完成度になると思います。