ここ数日で、E331系の床下機器組み立て・取り付けを行っていました。12日の記事で「来週中には床下機器の取り付けに入る」と書きましたが、結局その次の週になってしまいました。

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これは、秋葉原のGMストアで買ってきたパーツを複製したものです。同じものが何個もついている場合は必要数をそろえるだけで金が掛かり、そもそもそんなに在庫がないこともあります。そんな時、おゆまるコピーが威力を発揮します。右下の×がついているやつは、これよりも実車に近い形状のパーツが見つかったため不採用となったものです。

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こっちは市販品の車両から複製したものです。「KMR-Expressさん115系持ってないだろう」と思った方もいるでしょう。おっしゃる通りで、415系の改造用に購入した115系の床下パーツを使用しました。

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複製に使用した型。

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複製したモールドをプラ材で作った箱に貼り付けて床下機器を組み立てます。グレーのものは複製ではなくGMのパーツをそのまま使っている部分です。右下のフィルタリアクトルはプラ材だけで出来ています。

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蓄電池とARfは209系1000番台の改造時に余剰となったものを再利用。209系の床板から切り取った際に刃の厚みの分だけ切りしろができるので、t0.5プラ板を貼り付けてかさ上げします。

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SIVはE233系2000番台から移植します。2000番台のSIVは東洋電機製ですが、模型では0番台の床下を流用しているため東芝製になっています。しかし、これがE331系のSIVにそっくりです。

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TOMIXのモハE232はSIV非搭載車と床板を共用できるよう、SIVとICDが取り外し可能になっています。

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E233系のICDはE331系では不要なので、SIVだけ切り出します。左はクハE330用で、ICDを切り取った部分をt0.2プラペーパーで塞ぎ、車体へ取り付ける際の接着面積を増やすために内部の空洞をプラ材で埋めました。右はサハE330用で、模型では動力車となるのでモーター部分の張り出しを避けるような形状に改造してあります。そして、両者ともメッシュ部分をt0.1プラペーパーで塞ぎます。

ところで、このままだとE233系がSIVを失ってしまいますが、ちゃんと対策を考えています。

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なんと、東洋電機製のSIVが鉄コレ東急3000系のVVVFインバータとして代用されているのです! これを移植すれば、E233系2000番台は実車通りのSIVを得ることができます。すると今度は東急3000系の床下機器が欠けてしまいますが、そもそも実車と異なっていて将来的に改造予定なので、問題ないです。

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かけやま写真館のサイドビュー等を参考に、組み立てた床下機器を接着していきます。E331系では床下機器を付随台車側に寄せて、かつ各車両に分散して設置されています。動力台車の軸重が過大になるのを防ぎ、編成全体で重量配分を均一にするための工夫です。
模型でM車となる7、8号車の床下機器は個別に塗装してから接着します。

箱型の機器はすべて完成しましたが、まだ空気ダメが無いので、こちらの組み立ても進めていこうと思います。