自作Nゲージ E331系〈塗膜割れの原因〉E331系の塗膜が割れた原因が分かりました。図を用いて説明します。 車体の断面図。 マスキングテープをしっかり貼ろうと車体を押さえつけると、補強用のプラ棒を境に車体側面が折れ曲がります。その結果、折れた部分の表面が伸びて塗膜が割れてしまうのです。折れると言ってもプラ板が塑性変形するほどの力ではないため、手を離せば変形は戻りますが塗膜の亀裂は残り、模様になってしまいます。試しに、すでに塗膜割れが生じている車体に力を加えてみると、亀裂が進展する様子が確認できました。 思い返してみると、前作の仙台市交1000N系でも少しの塗膜割れは生じていました。白っぽい塗装なので目立たなかっただけで、今回のようなシルバー塗装では割れた部分で光の反射具合が変わり、目立ってしまうと考えられます。 床板を装着してボディ剛性が確保されるまでは、なるべく車体が変形しないように気を付けながら作業することが必要なようです。