ちょっと遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。2017年最初の投稿です。
大学は冬休みで、私はいわき市の実家に帰省しています。この休みを利用し、仙台に出かけてきました。目的は、仙台市地下鉄南北線の1000N系を撮影すること。昔から好きな車両で、近々Nゲージの車両を自作してみようと考えており、今回は模型製作のための資料集めというわけです。1000N系を選んだ理由には、Nゲージの自作は初めてのため最初の車両はなるべくシンプルな形状で短編成のものがいいということもあります。これをちゃんと完成させることができたら、徐々に難易度の高い車両に挑戦していきたいと思います。
仙台までは高速バスで移動。磐越道を経由したので、3時間ほどかかってしまいました。ちなみに私が仙台に行くのは中学2年の遠足以来、約7年ぶりです。到着後、一日乗車券を買ってさっそく南北線に乗車。まずは地上区間の黒松駅に向かいました。

黒松駅前には線路の上にかかる道路があるので、そこからパンタグラフやクーラーなどの屋上機器を撮影します。私のほかに、おじさんが一人撮影に訪れていました。
ここでの撮影を終え、周辺を歩きます。線路を見下ろす場所にある住宅街を進んでいくと、下のほうに降りる階段を発見。階段の先は地下鉄の高架線の下をくぐる道に通じていました。

高架線を下を通って少し歩くと、電車が川を渡るシーンを見ることができます。写真では分かりませんが、このときは少し雪が降っていました。
ここから線路に沿って八乙女駅方面に歩いていきます。途中で電車は山を抜けるためトンネルに入りますが、そのトンネルの黒松寄りの入り口の上に歩道があるので、今度はそこから撮影してみました。

緑豊かな住宅地の中を、カーブを描いてトンネルに入って来るダイナミックなシーンを見ることができます。ここでも屋上機器の写真を何枚か撮りました。

その歩道を進むと小さな公園が現れます。公園を出て近くの道路を歩いていくとトンネルの出口に到達。辺りは市街地となり、八乙女駅まであと少しです。写真に写っているのは1985年製のトップナンバー車。30年以上も前の車両ですが、今でも古さを感じませんね。
八乙女駅に着いたのがちょうど12時くらい。駅のファミマでパンを買って昼食を済ませた後、ホームで撮影しました。

1000N系 1117F
4両編成ですがかつて6両化計画が存在したため、ホームは6両分の長さがあります。

1000N系 1107F

床下機器もばっちり撮影。台車はボルスタレス台車ですが、ブレーキディスクが台車枠の外側についており、他では見られないタイプとなっています。

妻面も撮影し、屋根から降りてくる配管をチェック。

終点の泉中央駅までやってきました。1987年の開業時は富沢~八乙女の運転で、八乙女~泉中央は1992年に開業しました。

泉中央では折り返しのためしばらく停車するので、車内を撮影しました。座席は205系のようにふかふかです。7人掛けシートの中央に手すりがついていますが、これのせいで1人分のスペースが無駄になっていますね。

貫通扉は窓が大きく、隣の車両が良く見渡せて広々とした感じです。
他にもドアステッカーや行先表示など、細かい部分を撮影しておきました。

再び電車に乗り、旭ヶ丘駅で下車。
旭ヶ丘駅は地下駅ですが、西側が河岸段丘崖になっているらしく、泉中央方面のホームからはフェンス越しに外の景色が見られます。
何枚か撮ったあと再び乗車し、富沢駅に向かいました。

富沢到着後、折り返しの準備をする1000N系 1102F。
この先には富沢車両基地があります。

始発・終点を除けばホームが常に進行方向右側になるため、運転士が安全確認をしやすいように運転台が右側についています。これも日本の車両では珍しいですね。ワンマンで、ATOによる自動運転が行われています。
撮影を終え再び仙台駅に向かい、南北線の旅は終了。結局、富沢~泉中央を2往復したことになります。当初の目的は果たせましたが、せっかくなのでおととし開業した東西線にも乗ってみました。これについては次回の記事で紹介したいと思います。