今年も残り1か月を切ってしまいましたね。年々、1年が過ぎるのが早く感じるようになってきました。年齢を重ねるにつれ、自分が生きてきた時間に対して「1年」という時間が相対的に短くなるからでしょうか。
 さて今日は前回の続きで、E501系の改造についての話題です。

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床板から切り取られた209系の床下機器ですが、空気タンクやコンプレッサーなどE501系でも違う場所に取り付けられているものもあります。床板からプラ用のこぎりで切り取る際、刃の厚みのために少し背が低くなってしまうので、切断面に0.5mm厚のプラ板を接着してかさ上げしています。

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そのほかの機器は、マイクロエースのE501系のものを複製します。プラスチックねんど「おゆまる」で型を取り、ポリパテを充填。ポリパテは主剤と硬化剤を混ぜてから数分で固くなってくるので、素早く作業を進めます。TOMIXのパーツも一部複製します。

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パテが固まったら型から取り出し、ナイフやサンドペーパーで余分な部分を削ります。どうしてもパテが行き届かず欠けたようになってしまう部分が出てくるので、何個か作って状態が良いものを採用するようにしています。それでも完璧とはいきませんが、あまり完璧を求めすぎるとストレスになるので、多少の妥協は必要です。ストレスがあふれた現代社会においては、なるべくストレスがたまらないようにするのが重要です。ちなみに現在作業しているのは付属編成のみで、基本編成ではほぼ倍の機器が必要になります。いやあ大変だ。

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複製したパーツの成形が終わったら、プラ板やプラ棒で作った箱に接着して床下機器を組み立てます(プラ板に貼り付けずパテのみで使用する物もあります)。右下にある箱はプラ板・プラ棒のみで作りました。クハE501についているもので、実車では「中間連結器」「ジャンパ連結器」と書かれているので連結器関係の機器が入っているものと思われます。マイクロエースでももちろん再現されていますが、ほかの機器に囲まれていて型を取るのが大変そうだったので、自作しました。

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丸で囲んだ部分がそれです。基本編成のクハE501-0には「中間連結器」「ジャンパ連結器」の2つがついていますが、付属編成のクハE501-1000には「中間連結器」のみついています。ちなみにマイクロエースではクハE501-1000にも両方ついてしまっているので、片方を切り取ったほうがよいでしょう。

主変換装置とSIVはまだ用意していませんが、これらはマイクロエースのコピーではなく自作するつもりです。今回再現するのは機器更新車ですが、マイクロエースは登場時仕様となっているからです。あえて異なる時代設定にすることで、時代の流れによる変化を見られるようにしたいと考えています。E501系は一番好きな電車なので、徹底的にこだわりたいです!