珍しく、この映画を観て思ったこと書きます
子供の頃から作文、特に感想文が苦手で
文章が上手く書けなくて
あと、人と少し違う感想を持ってしまうようで
しかも、それを上手く言葉に出来ない
授業で作文書かされる時は、いつも最後まで教室に残っていたようなやつが書くので
不愉快にさせたら、ごめんなさい
ネタバレしないように気をつけます
僕は小学生の頃に抱いた豪華客船への憧れ
そして船長になる夢
そんな背景もあり
『タイタニック』と言う映画が好きなんです
ディカプリオのやつです
見事な映像美と音楽に、のっけから、ほわぁ〜っとさせられます
でも、そんな好きな映画ですら
引っかかってしまうところがありまして
上の方の愚かな人間の私利私欲のために
多くの尊い命が失われた、悲しい事故
事件かもしれません
そのあたり、戦争と同じですね
その失われた命、人、ひとりひとりに大切な人、大切に思ってくれる人がいるわけで
映画や小説で擬似体験は出来るかもしれないけれど
わかった風な気持ちになれるかもしれないけれど
本当の、その当事者の方々の気持ち、悲しみなんて計り知れるものじゃない
気が狂ってしまうほどの悲しみを
軽々しく語って良いと思いません
映画『タイタニック』も
そのような多くの悲しみあふれた出来事を語るのに
何故、たまたま同じ船に乗り合わせて
ナンパでひっついた男女を取り上げて
真実の愛だなんて持ち上げて
それを題材に語ってしまったのか
もちろん美しい話に作り上げられてはいるのですが
もし自分の子供が親が、大切な人が犠牲者だったとしたら
ナンパの即席の色恋と一緒にしないで欲しい
そう思うかもしれません
テーマが重いですからね
そんなモヤモヤが生まれてしまうんです
そして、この映画も
物語の骨が戦争なんです
現代の女子高生が第二次世界大戦末期にタイムスリップするんです(CMでバンバン言ってるからセーフですよね?ネタバレ?)
そういうタイムスリップ的なこと絡めたり
タイムスリップ先を終戦間際にするあたり
タイタニックの時と同じようなモヤモヤを生みました
良かったんです、映画としても物語としても
ただ、良かったと言っていいのか
『良い』って言葉のチョイスどうなんだって
申し訳なく思いました
でも
手段はどうであれ大切なこと伝えてくれてる映画だと思いました
