よくみかけるシリーズの本です。
どれも技術的なことを優しく、簡単に説明しているので、なんだか読みたくなってしまいます。
地球の歩き方、白水社のエクスプレスシリーズに並んで、自分のなかでは、三大シリーズ物として有名です。
今回は黒木亮さんの排出権商人を読んだのが発端で、エネルギー関係の本やYouTubeなどを見ていて、そういえば電線のこと何もしらないなと思い手にしてみました。
電線の本数など気にしたことなかったですが、三相交流というもので3本が効率的なようです。
上にあるのが高圧送電線で下にあるのが低圧送電線。
よく見かけるゴミ箱みたいなのは実は柱上変圧器で、電線に流れてきた高圧の電気を家電製品用の低圧に変圧してくれるもの。
最近では更に下に光ケーブル用の線があり、黒いクロージャーと呼ばれるものが接続用の箱が所々ついています。
都市部では地下に埋没されているところも多いですが、住宅街の電線は地上で、ネット回線などもできてるので昔より線の数は増えているのでしょうか。
ケーブルで覆われているのに、なんで危険なんだろうと思っていたのですが、電線は一般的には裸電線とよばれ特に絶縁体で覆われていることもないようです。知らなかったので驚きでした。
また鳥が電線によく止まっていても感電して焼鳥にならならいのは、電線一本に触れているだけでは電気が通ることはないそうです。遊びで凧が複数の電線に重なったりしたら危険なようです。
高圧な電気は危険なものなので、こういった物を取り扱うのは、資格を取っていて研修を受けたような人でないと危ないのだと今更ながらに思いました。
これからEVやAI、データセンターの増加などで、ますます必要となってくる電気について、少し学べました。
電気関連の国家資格は、電気工事士と電気主任技術者しか知りませんでしたが、その他にも技術者というのがあるのですね。
普段使っているものなのに、パソコンのようにブラックボックス化されてよくわからない。
電気関連の大人の見学があれば行きたいのですが、子供向けのものしかなく、大人一人で参加すると、かなり恥ずかしい思いをするので、なんとかなればいいのにと思うのですが、たぶんしばらくは変わることはないんでしょうね。(涙)
電気の理論に関しては、様々な公式などがあり、ちょっと複雑ですが、少し簡単なものは勉強しておきたいなとも思います。