続けて、本谷有希子さんの本を読んでいます。

 

彼女の本は読みやすいので、あっという間に読み終えてしまいました。

 

何となくストーリーも面白い。

 

何かメッセージのようなものを感じるのですが、はっきりとは分かりません。

 

でも、村上春樹さんほど、目茶苦茶ではないような感じもする。

 

結局わからないなら同じなのかもしれませんが。

 

木曜日は本曜日とかいう動画でのインタビューが面白かったです。

 

どういう風に本を読めばいいのかなと考えさせられました。

 

一冊読めば人生変わるみたいな本はないんですね。

 

当たり前かもしれませんが、本を読むと賢くなるみたいなこともいうので、何か自分が変われる本があるのではないかと思いなが

 

ら、期待して本を探していました。

 

趣味で音楽を聴くのが好きですが、音楽と同じなのかなあと、今は思えるようになりました。

 

冷静に本を読むことを楽しみたいと思います。

 

 

今回の本は3つの短編集で構成されていて、1番目の本当の旅というのが面白かったです。

 

現実から目を背け、いいように解釈していくことで、自分たちが危険な目に合っていること、社会で上手くいっていないことも肯

 

定し、最後には・・というような謎めかしい終わり方。

 

物語として面白いなと思ったのですが、これって、「世にも奇妙な物語」にある展開かなと思いました。

 

楽しめる作品ですね。不思議な感じで物語が進んでいくというところが読んでいて面白かったです。

 

あまり芥川賞受賞者の純文学作家という感じではありませんでしたが、そっちの方が自分には親しみやすくていいのかも知れません。