部材の表面に引張りの残留応力が存在すると、き裂の開口を促進するため疲労強度は低下する。たとえば、溶接部位には引張りの残留応力が存在するため、注意を要する。その一方、圧縮の残留応力はき裂を閉口させる方向に働くことから、疲労強度を向上させる。ショットピーニング、ロール加工といった処理を施すことにより、部材の表面に加工硬化、圧縮の残留応力を発生させ、疲労強度の向上をはかることができる。高周波焼入れ、侵炭、窒化といった処理も、材料の硬さを向上させると共に、部材の表面に圧縮の残留応力を発生させることができ、疲労強度の向上をはかることができる。(文字数269文字)
CAE技術者のための情報サイト
http://jikosoft.com/cae/engineering/strmatf08.html
疲労強度・寿命
http://www-it.jwes.or.jp/fatigue_knowledge/pdf/fatigue_knowledge_qa/fa-15.pdf