ケナは韓国が嫌いで 〈한국이 싫어서〉 | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて
〈ヒューマン〉
  監督:チャン・ゴンジェ
  出演:コ・アソン、チュ・ジョンヒョク
 

 
韓国は自分に合わない。だから別の国に行く。
 
私も自国脱出組だから気持ちは良く分かる。最後、彼女なりに出した結論も、本当に同意でしかない。
 
私は10代の頃初めてNYに行って、やっと息が出来ると思ったし。そこでしか生きられないと感じてた。
けど、結局今は日本に住んでいて。幸せだったりするから。人生は本当に不思議。
 
若い彼女の人生はまだまだこれから。全くの未知数。
私はもう若くないけど、これからの人生が未知数なのは変わらないよ。
この作品にも出てくるけど、人生の長さは決まってないし。無数の選択をしなくちゃいけない。
 
立派な職業とか、ステキな恋愛とか。そこじゃないんだよ。どこにいて、誰といて、何をしているか。単純に、自分は今幸せか?と。
そして、答えがNOならば、何かを変えてみる。それが一番シンプルで確実な選択なんだと思う。
 
ランチに大好きなものを食べるのも、嫌いな友達と縁を切るのも、住む国を変えてみるのも、全て同じ。答えをYESに近付ける自分なりの大切な選択なんだよね。