〈ヒューマン・青春〉
監督:ユン・ソンヒョン
出演:イ・ジェフン、パク・ジョンミン
2011年、ジェフンさんの出世作。
さすがだなぁと、改めて思える作品です。
思春期の友情の危うさ。。。あの頃って、それが全てになっちゃうからね。不安定な家庭の子なら尚更。自分の唯一の居場所になってしまう。
そして、その居場所が無くなった時、全てを無くしたと錯覚してしまうんだよね。
大人になれば、それは自分の一部であって、決して全てではない事が分かるんだけど。
学生の頃、親友だとか一生の友達だとか言い合った子達って、いつの間にかいなくなって。逆に、一定の距離を保って付き合ってきた友達たちは、何十年も経った今でも、我が家のリビングで酒を飲んで転がってるんだよね。
深く付き合うと過干渉になり、そこに少しでもズレが生じると、一緒にいる事に違和感を抱くようになる。
思春期なんて、一番変化する時だからね。何もかも許し合って付き合い続けるには、ある程度の距離感が必要ってことかも。
とにかく。
そんな、思春期の危うさを本当に上手に表現しているジェフンさんの素晴らしい演技なのですが。
個人的にはやっぱりジョンミンさん。今でも、毎回彼の演技には楽しませて貰ってるけど。その原点を見た感じでしょうか。本当に素晴らしい俳優さんです。