小公女 〈소공녀〉 | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて

〈ヒューマン〉

  監督:チョン・ゴウン

  出演:イ・ソム、アン・ジェホン



全てが経験、見聞きしたストーリーで。余りにも自然に身体に浸透しましたわ。

 

あの頃、朝まで夢を語った仲間達も、就職、結婚、子供・・・そうやって「普通」の大人になっていく。

ほんとは「普通」なんて無いんだけどね。人それぞれ違う人生だもの。他人と比べて普通だとか普通じゃないとか、本当はそんなの決められる訳が無いはずなんだけど。

同じ学校とか、同じ夢を追いかけたとか。特に若い頃のスタート位置が一緒だと、どうしても比べてしまうものだよね。

 

自分と違う生きた方を否定したり見下したりする人って、案外多い。気持ちが楽になるんでしょうか。

 

自分の価値観が一つであるが故、本気で心配してる人もいると思うし。シンプルに呆れている人もいるでしょう。「自分は諦めたのに」とか「自分は大人になったのに」って。心のどこかで、未だに自由に生きている人間に対しズルいなと思っている人もいると思う。

この作品にも出てくる人達もまさにそれで。分かりやすいわ。

 

ミソちゃんみたいな友達がいるのよ。本当に何でも出来る子なのに、何事にも囚われない。どうして?どうするの?いつまでそうしてるの?騒いでるのは周りばかり。本人は何年経ってもいつも通り、自分の好きな事を思うようにやってるだけ。

今作中のメンバー達の反応、全部その友人の周りで見聞きした事だもの。本当にリアルだよ。

 

それでもね。

住みたい所に住んで。やりたい事をやる。それが彼女の人生なので。私の価値観を押し付ける事もないし。押し付けられる事もない。

お互いが心地良い距離で、今まで通り付き合っていけたら良いなと。改めて思いました。