第8日の夜 〈제8일의 밤〉 | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて

〈ホラー・サスペンス〉

 監督:キム・テヒョン

 出演:イ・ソンミン、パク・へジュン

 

 

ただただ怖いとか、おどろおどろしいとか。そういうホラーとは違って。ってまぁ、実際怖いし。おどろおどろしいんだけど。その中に溢れる人間味あるストーリー具合が丁度良い感じ。

 

韓国映画のエグさに耐久性がある人間にとっては、エグさは薄めかと。ビジュアル的にはかなり激しいんですけども。ナム・ダルムくんとキム・ユジョンちゃんが薄めちゃうとこあるんだよなぁ〜。

特にダルムくんのホンワカぶりが終始緩和剤になっていて。良くも悪くも全体的な雰囲気が重くなり過ぎない。

 

殺伐とした映画の中のイケメンは清涼剤。ホラー映画の可愛い子は緩和剤。って事。

 

人間の闇の部分を狙う悪魔ってのはキリスト教系作品の定番ですが。仏教でもその辺は同様で。やはり狙われるのは人間の心の闇なんですよね。

 

韓国映画にはキリスト教由来のストーリーやテイストが割と多いんだけど、クリスチャンではない私には理解しきれない部分が多々あって。いつもその辺が難題なの。

けど不思議なもので、仏教由来だと案外分かるんだね。仏教徒でもないくせに。特別に勉強をした事がなくても、生活の中で見聞きしているってことでしょう。すんなりと理解出来ました。

 

まぁそんな意味もあり。分かりやすいストーリーと分かりやすいホラー的ビジュアルで。重過ぎず怖過ぎず。最後まで楽しめました。

 

ヘジュンさんの後輩役でキム・ドンヨンさんが出てたわ。最近見たイム・シワンさんの『それでも僕らは走り続ける』にも出てたし。

 

あと。

ラストの表題(の暗示)がオシャレで良かった。