〈ヒューマン・コメディー〉
監督:イ・ジェギュ
出演:チョ・ジヌン、ユ・ヘジン
オリジナルのイタリア映画『おとなの事情』を観ているので。このての会話劇系は、全く同じ内容だったらつまんないだろうなと覚悟していたんだけど。大丈夫でした。かなり笑った。
韓国版、面白いよ。
オリジナルで笑ってないもん。
フランス版も観たけど。やっぱり笑う感じじゃなかった。
(文化や国民性などにより)ディテイルは違うものの、どの国のリメイクも、内容はほぼ完全一致なんだけどね。韓国版はやっぱりセンスがあるんだわ。
アジア圏だからっていうのもあるのかな。ヨーロッパの笑いのセンスについては全く分からないので。ヨーロッパ系の人達はやっぱり、あちらの作品の方が笑えるのかも知れないもんね。
取り敢えずコメディーとは言え、終始ゲラゲラ笑って終わる感じでは無くて。
全体的に緊迫した空気感とか、切ない雰囲気もあって。大人の夫婦達の問題が次々と明らかになっていく様はまさに「笑い事じゃない」のよ。
けどね。
ほぼ部屋の中だけで完結する「笑えない」出来事の連続がテンポ良く。バラエティ豊かで。身近で。本当にうまく出来てるんだよ、この脚本は。
だからこそ、どの国のリメイクも驚くほどオリジナルに忠実なのでしょう。わかるよ。うん。
イ・ソジンさんのプレイボーイが思いの外良かった。いつもはそういう匂いを感じた事が無いんだけど。今回はバリバリ匂ってた(笑。
女優さん達はイマイチだったな。いや、誰がどうっていうんじゃ無くて。他の国の作品と比べると一目瞭然。あまりにもビジュアルが似たり寄ったりで。個性がゼロなんだもん。
みなさん美人なのは認めるけど。ほんと、同じようなお顔でさ。韓国も他の国のように、そろそろ女優のビジュアルの個性を認めるべきだよ。心から思うわ。
そんな感じで。
オリジナルとほぼ一致の内容だったわりに、とても楽しめて良かったんだけど。
一つ間違いないのは、旦那のスマホは勿論、友達のスマホも見ちゃだめ!絶対に!って事ですな。
私の友達でも、彼氏や旦那のスマホ見た子がいるけど。みんなロクな事になってないから。
プライバシーは大切にしようね。お互いにさ。