<犯罪・アクション>
監督:ナ・ヒョン
出演:ハン・ソッキュ、キム・レウォン

まとまった休みが取れる!と思っていたら。職場でインフル集団感染。なんなんだよ(涙。
幸い感染しなかった私、幸いじゃないじゃん!映画、色々飛ばしちゃったじゃん。映画祭も行けなかったじゃん(泣。
今年入って1本目って。全然予定と違いますけど。仕方ない。本当は今だって映画館に行ってる場合じゃないんだし。
で。
息も絶え絶え観に行ったのがこちら。レウォンさんの作品なので、とても楽しみにしておりました。
その期待が悪かったのか。思ったより面白くなかったけどね。
なんか、特別な大きい事が起こるのかと思ってたけど。わりと何も起こらず。ソリッドシチュエーション並に舞台動かず。
途中で「なぜ」なのかは分かるけれど。出来ればもうちょっと工夫が欲しかった気はするよね。
「なぜ」の部分なんてレウォンさん好きにしたら、「そりゃそうだ」くらいの話なんだし。
もの凄く恐ろしい権力を持つはずのハン・ソッキュさん演じる首領さんが、それ程にも見えず。余り説得力が無かったなぁ。一匹狼なのにここまでの力を持つなんてよっぽどの事なんだから。細かいバックグラウンドの説明か、しないのであれば、悪のカリスマ全開で説得力を出して貰わないと。どうやって?って不思議になっちゃうじゃん。
サブタイトルを「おやまの大将」にすれば許せる(笑。なんか最後まで見るとそんな感じがする。
チョン・ソグォンさんがカッコ良かったわ。
一言もセリフない脇役ですけども。存在感あって。チョアでした。
あと。
ユ・ハジュンさん。チョイ役だけど。坊主が似合ってて。これまたチョア。
そうだ。
偉い人が来るぞ的な時、いつもイ・ギョンヨンさんの顔が浮かんでしまうクセがあるんだけど。本当にギョンヨンさんで笑った。
出番少な目(だけど割と大切な役まわり)の社長、会長、所長・・・その辺は大体ギョンヨンさんだもんね(笑。
役者が揃っているので。全くつまらないとか飽きるって程の事は無いけれど。もう少し何か。と言うかむしろ、絶対的な何かが足りないような。
監獄でやりたい放題って、荒唐無稽だと思う人がいるかも知れないけど。どこぞの麻薬王ってのがまさにそうなんだよね。テレビで見た事がある。
み~んな買収されちゃってるから、刑務所がまさに避暑地の別荘状態。
女性の出入り自由。欲しいものは何でも手に入るし、そこから指令も出し放題。
こんな事はあり得ないと思いきや、現実社会で実際に起こっているんだから。権力や財力があれば、何でもありなんだね、世の中って。
最後に。
この題名、「かんごくのドン」って読みたくなっちゃうけど。「しゅりょう」なんだってさ。って知ってても、心の中じゃぁ常に「ドン」って読んじゃってますけどね(笑。