お嬢さん <아가씨> | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて

<ヒューマン・大人>

    監督:パク・チャヌク

    出演:ハ・ジョンウ、キム・ミニ



あ~、凄かった。

 

背徳の王宮』の時、女優さんも大変だなぁと思ったけど。これまた同じ感想。

日本の女優じゃ頼まれても絶対にやらない。って言うか、ハナから頼まれないかも知れないけど。

いや、ほんと。韓国の女優さん達ってスゴイよ。本当に尊敬するわ。

 

でもね。

『背徳の王宮』の場合、やり過ぎていて見るに堪えないレベルが時折あったのだけれど。今回はそれが無かったの。

多分、こちらには「愛情」があるからかと。

エッチなシーンでも、そこに愛だの情だのを感じられる場合とそうでない場合とでは、かなり見方が変わっちゃうって事よね。

 

取り敢えず。ひとつ間違いないのが。

チョ・ジヌンさんが変態だった。本気で変態過ぎた(笑)。

 

私、「時々ぴょんて」の看板を外さなくちゃいけないなと。思ったよ。本物の「ぴょんて」って。。。マジで怖いね。

 

エロにサドが入るのって嫌いなんだよ。いや、多くの女性がそうだと思うけど。

男性にとってのエロって、どこかサド要素が切り離せないところがあるでしょ?

日常的には優しい(ノーマル範囲と思われる)セックスをする男性でも、「セックスファンタジー」となると、どうもサド臭がプンプンしてくるんだもん。

 

そう言う意味では。

全体的にサド臭が色濃く漂う中、主人公二人の女性同士のカラミは常に美しかったのが救いだったのかな。

特に冒頭あたりの入浴シーンとか。。。キャンディーとお口で遊ぶやつ。エロいねぇ~。好きだねぇ~。←ちょっぴり、ぴょんて復活(笑)。

 

二人が心も身体も惹かれていく様子なんて、非常にドキドキして。良かったわよ。

 

お嬢さんに漂い続ける独特な雰囲気。。。病的に妖艶というか。。。それが幼少期の経験からくるものだという部分がとても分かりやすく。

異常な世界観に飲み込まれるのに役立ったかも。

勿論、キム・ミニさんという女優本人の力も大きいとは思うけどね。

 

けどさ。

その表現が。。。子役ちゃんにあんなねぇ~。

おばちゃん的にはイヤだわ。彼女が日本語を分からないとしても。幼少期の虐待を伝えるのには仕方が無いとしても。

それでもやっぱり。。。イヤだわ。

映画って、その辺の表現の自由が難しいよね。どこまで許されるのか、って事で。

 

まぁ、後は。。。今回、一番気に入ったのはハ・ジョンウさんでした。

とってもカッコ良かった!今までで一番カッコいいと感じたかも。

特にラストシーン。(ラストだけに詳しく書けないけれど)全くカッコいいシーンじゃないのに、私的にはかなりカッコ良かった。たまらんかった。←かなり、ぴょんて復活(笑)。

 

なんか。

女性同士で観に行くのがおススメ、って。よく耳にしてて。。。まぁ、デートとかでは止めた方が良いって事でしょう。それは分かるけど。

 

私は女性と観に行って。失敗。。。なんだか、非常に気まずかった。

男女のカラミを女性と一緒に見たって、気まずさなんて全く感じないのにね。不思議。

ほんと。

独りか、もしくは男性と行けば良かったな。

アングラ好きの若い男性と二人で観たら、きっと楽しかったに違いない。←100%、ぴょんて復活(笑)。

 

驚いたのは、キム・ミニさんの相手役、キム・テリさんて、これが映画デビューなんだって!

本当にびっくり。

堂々としていて。ベテランさんみたいだよ。

かなりの倍率を勝ち抜いて手に入れた役らしいけど。

とっても清楚な外見なのに、とんでもないアバズレ感とか。エロエロ攻撃とか。完璧でした。

なのにやっぱり可愛らしさは失わない、と言うのが。彼女の特別なところかもね。

 

そんな感じで。

ミーハー&ぴょんてな私としては、相変わらずエロばかり語っておりますが。。だって、このての作品が大好きな人達って一定数いてさ。私ごときが彼らのように深い感慨を語れる訳もなく。

けど。

実はほんと、良い映画なのだよ。

ストーリーは面白いし。

あぉ~、そうなるのかぁ~!。。。って感じで。良く出来た作品なの。

 

最後に。

『背徳の王宮』の時にも言ったけど。

激しいエロやバイオレンスが苦手な方、絶対に観ちゃダメよぉ~。

 

今回、(一般的に)バイオレンスと言える程のものはほぼ無いものの。おっさん達の倒錯趣味等のエロ要素が余りにも激しく。下品で。

もはや完全にバイオレンスなのでね。お気を付け下さいませ。