<LOVE・LGBT>
監督:原桂之介
出演:知英(ジヨン)、TAKUYA
7月に『全員片思い』というオムニバス作品が上映されるのだが。これはそのうちの一編。
ジヨンちゃんの演技に興味があるとは言え、若者のラブストーリーを8つも観させられるはちと辛いなぁと考えていたら、ちょうど観たかった韓国映画とセットになり、『ショートショートフィルムフェスティバル』で上映されると聞き。行って来た次第です。
ジヨンちゃん。イケメンだったわ。可愛いし。
交換留学生役なのに日本語が上手過ぎて逆に違和感あり、なほど。ほんと、お上手で。素晴らしい。
違和感と言えば。
上映終了後、原監督とちょこっとお話しが出来た時、「TAKUYA君の衣装にちょっと違和感があって。あれは何か意味が?」と聞いてしまったのよ。
だって、もの凄いスタイリッシュでさ。終始気になり過ぎた。
「金持ちのボンボンだから」だって。言ってた。
続けて監督が、「違和感かぁ・・・」とつぶやいたので、「いや、年代の問題かなぁ。今の若い子はあぁいうスタイルなのかなぁ」とか。慌ててフォローしてみたが。
実際、「金持ちのボンボン」と言うより、「服飾系専門学校の生徒」って感じだったけどね(笑)。
まぁ衣装で言えば、ジヨンちゃんのも。どうなの?
昭和は確かにあんなスタイルしてたよね。あっち系女子って。私はアメリカのゲイエリアと呼ばれる地域に住んでいたので。日常的に見てましたけど。
今でも同じなのかね?
最近。。。しかも日本の事情は全く知らんが。
取り敢えずLGBTを扱った作品という事で。演じる方も撮る方も、色々勉強なさった事とは思いますけれども。
そう言えば。
『ボーイズ・ドントクライ』というアメリカ映画がございまして。ヒラリー・スワンクさんの恐るべき素晴らしい演技に圧倒され。感動した覚えがありますのよ。
アメリカだと日本よりだいぶLGBTへの理解が進んでいるとお思いでしょうが。実のところ、都会限定だよね。都会以外では日本とさほど変わらんと思うよ。
しかも、アメリカの都会なんてほんの一部なんだし。実際。田舎ばっかり。保守派ばっかり。
まぁね。それでも。地域限定とはいえ。
確かに受け皿はある。それは事実。
私の韓国人の友人も、韓国では悲しい思いをたくさんして。日本に留学したものの、やはりゲイである事は公表出来ず。
けど、NYに行って初めて、あるがままの自分で生きる事を許されている。と。申しておりますわよ。
まぁ、そのアメリカ映画と比べるつもりはないけど。
同じ題材で対極にあるこういう可愛らしい作品もまた、悪くないんだなと。思います。
表現方法が無限に拡がる事こそが、映画の楽しさでありますからして。
取り敢えずジヨンちゃんの頑張りと。一緒に鑑賞したお姉さまが、「CROSS GENEのTAKUYA君を見れて得した」って言ってたし。
ミーハー心も満足させられるって事で(笑)。いいんじゃないの~。
あ。あと。原監督。
日本映画の監督に対して開口一番、「韓国映画を観に来たんですが」とか言って。ごめんなさい(笑)。
でも、韓国映画についてちょっとお話ししてくれて。凄く嬉しかったです。ありがとうございました。
次回作、期待しております。