<ミステリー・実話>
監督:ユン・ジュニョン
9 出演:チュウォン、ユ・ヘジン
実話ベースと言うには余りにもホラーテイストですが。そのホラー部分に関しては悪くなかった。
実際、ストーリーもキャラも、全てが何か物足りない感じなのだけれど。それをホラーテイストがカバーしていた感じ。
俳優さん達はみんな良かったよ。
チュウォンさんは『製パン王キム・タック』の頃から固定イメージがあって。ちょっとイジワルな雰囲気のシャープさが少々苦手だったけれど。。。今回はそのシャープさを完全封印。
心配性の優しいお兄さんを熱演しております。
役作りでかなり体重を増やしたらしいよ。
しっかりその努力が生きていたと思いますわ。
ヘジンさんは相変わらずの起用さで。間違いないし。
でも。弱い。全てが弱い。
いつもなら、「矛盾は韓国映画の基本ですから」と、自然に無視出来る私なのに。。。今回はダメで。気になりまくった。
それってやはり、引き込まれ度合いがちょいと低かった。って事かも知れないよね。
ミステリーにしては犯人が分かりやす過ぎる。
これならいっそのこと初めから、犯人目線で進めた方が良いくらい。
映画が始まって直ぐくらいに犯人が分かっちゃうのに、「まだ分からんよ」的に進んでいくのは白けるもの。