悪魔の倫理学 <분노의 윤리학> | 韓国映画ひくほどLOVE ~時々ぴょんて

<バイオレンス>

 監督:パク・ミョンナン

 出演:イ・ジェフン、チョ・ジヌン



いやぁ~。良かった。


映画祭でやってた時にめちゃ観に行きたかったのに、忙しくて断念したやつなので。DVD鑑賞にしても期待値は高かったんだけど。裏切られなかったわ。


スタイリッシュな映像が特にチョアでした。

まぁ正直、どっかで見た感がぬぐえないものの。ま、いいじゃない。オシャレで。引き込まれたわ。


パズルみたいなんだよね。そこがまた面白い。

ゴチャゴチャのピースなんだけど、直ぐ横に並べてあるので。簡単にスーッとくっついていく。みたいな。

いちいち「ん?どうなって?」って思っちゃうんだけど。直ぐに種明かし。みたいな造りで。


大体はイ・ジェフンさんが注目なんだろうけど。個人的には何といってもチョ・ジヌンさん!最高だった。

今までは、「私の好きな映画に良く出ている脇役の方」って位置だったけど。今回で急浮上だよ。

機関銃トークも良かったけど、瀕死の演技なんてそらもう本当に素晴らしかった。

いつも脇役だから気付かないんだけど、こうやって表現する場を与えられると、こんなにスゴイ俳優さんだったんだなぁって、改めて気付く事があるよね。

まさにその典型だね。


基本的には、暴力的で恐ろしい映画なんだけど。

出演者全員が芸達者で。言葉の掛け合いも激しくも美しく絡み合っていまして。

十分楽しめましたわ。


でもさ。

なんで『悪魔の倫理学』になったんかね?『怒りの倫理学』の方がピッタリで、ずっとしっくりくるのにな。