<バイオレンス>
監督:パク・ミョンナン
出演:イ・ジェフン、チョ・ジヌン
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200505/15/kmov/0a/bf/j/o0810108014753995692.jpg?caw=800)
いやぁ~。良かった。
映画祭でやってた時にめちゃ観に行きたかったのに、忙しくて断念したやつなので。DVD鑑賞にしても期待値は高かったんだけど。裏切られなかったわ。
スタイリッシュな映像が特にチョアでした。
まぁ正直、どっかで見た感がぬぐえないものの。ま、いいじゃない。オシャレで。引き込まれたわ。
パズルみたいなんだよね。そこがまた面白い。
ゴチャゴチャのピースなんだけど、直ぐ横に並べてあるので。簡単にスーッとくっついていく。みたいな。
いちいち「ん?どうなって?」って思っちゃうんだけど。直ぐに種明かし。みたいな造りで。
大体はイ・ジェフンさんが注目なんだろうけど。個人的には何といってもチョ・ジヌンさん!最高だった。
今までは、「私の好きな映画に良く出ている脇役の方」って位置だったけど。今回で急浮上だよ。
機関銃トークも良かったけど、瀕死の演技なんてそらもう本当に素晴らしかった。
いつも脇役だから気付かないんだけど、こうやって表現する場を与えられると、こんなにスゴイ俳優さんだったんだなぁって、改めて気付く事があるよね。
まさにその典型だね。
基本的には、暴力的で恐ろしい映画なんだけど。
出演者全員が芸達者で。言葉の掛け合いも激しくも美しく絡み合っていまして。
十分楽しめましたわ。
でもさ。
なんで『悪魔の倫理学』になったんかね?『怒りの倫理学』の方がピッタリで、ずっとしっくりくるのにな。