<ヒューマン・LOVE>
監督:ホン・ジヨン
出演:テギョン、チュ・ジフン
前にも見た感満載なんだよな。
しっかし。
テギョンさんとジフンさんの間で揺れ動くなんて。女冥利に尽きます。羨まし過ぎて泣きそう(笑。
でもさ。
テギョンさんの演じる、マジメで優しい男性より、他のちょっとダメな男達の方がなんか魅力的なのはどうしてかね?
ちゃんと理性で行動して、長い付き合いの彼女と静かに結婚しようとしている懐の大きい男と、色々と大騒ぎしてパニクってる肝っ玉の小さい男達。
どうして後者を可愛いと思ってしまうんだろう。。。せめて結婚する時くらいは、もっと情熱的にと思ってしまうのかな。
本音をぶつけている方が、何だか幸せになれそうな気もするし。
大騒ぎしているって事は、ちゃんと目の前のものと向き合っているって事だもの。
結婚生活が長い人なら、前者タイプの方がいいよ!って思うかもね。
だって、どんなに情熱があったところで、10年20年ってそのまま続く訳もなく。。。それなら情熱が無くなってお互いにガッカリするよりも、初めからある程度割り切って結婚した方が良いんじゃないかと。
などと言うのは単なる一般論で。
私は逆なんだけどね。
どうせ情熱が冷めるなら、せめて恋愛&結婚の時くらい、情熱的にしときな!って思うんだわ。
結婚なんて勢いで出来るけど、それを続けるのはどんなに難しいことか。
しかも幸せでなくっちゃ意味がない。。。だからこそ、色んなモヤモヤや疑問に蓋をして穏やかに結婚を決めるより、大騒ぎして結論を出した方がスッキリするでしょ。
そう考えたら、マレッジブルーも悪くないかも。
大きな壁を乗り越えた方が、結婚のありがたみが増すかも知れないしさ。
知り合いの女性が、4年間同棲してた男性から夜逃げみたいにして別の男性と結婚した事があったな。あれはまさにマレッジブルー。
「このままでいいのか?」ってめちゃ悩んでた時に、突然「好き」って言ってくれる男性が現われて。それこそ渡りに船ってやつ。
結婚式を当日キャンセルされた男性も知ってる。
わりと現実社会にもあるんだよ。映画みたいな事って。
ま、所詮、結婚なんて、してみなくっちゃ分かりませんよ。ってこと。
花嫁に逃げられたって幸せになった人はたくさんいるだろうし。逆に、誰かを傷つけてまで一緒になった相手とだって、必ず幸せになれると決まっている訳でもない。
その結婚が成功したか失敗したかなんて、どっちかが亡くなる時に、それぞれが思い返して考えることだと私は思うな。
それまでは単なる試行錯誤の連続。単なる人生の一部でしかないんですもん。
結婚15年の私。この映画を観て、今日はそんな事を考えましたわ。
いやぁ~しかし!チュ・ジフンさんてやっぱりカッコいい。
目鼻立ちで言えば、決してハンサムだとは思ってないんだけど。。。ほんと、カッコいい。
新しい作品を観るたびに、どんどんその気持ちが強くなる。。。噛めば噛むほど味の出る男って、いるのね。