<ヒューマン・実話>
監督:アン・バンソク
出演:チャ・スンウォン、チョ・イジン
スンウォンおっぱの作品だけど、北朝鮮ものなので。色々複雑。
いつものように、ただただ、おっぱカッコいい!などとは言えませんわ。
これも実話ベースみたいで。
本当にあるんだろうなぁ。こういう悲劇。誰も救われない。
男と女って。理屈じゃないから。
その時は本気で愛し合ってても、時間が経ったり環境が変わったりすると、やっぱり気持ちも変化していく。
それは裏切りとかそんな単純なものじゃなく、人間の当たり前の性質みたいなものかとも思えるし。
じゃぁ裏切らない為に、常に約束を守るのか、って話。
何を捨てても。自分の本当の気持ちをムシしても。それが正解なのか、って話だよ。
アメリカでも良くあったわ。
留学生や派遣されてる社員がさ。恋人や婚約者を母国に残してるのに、現地で恋に落ちちゃうパターン。
遠距離って難しいもんね。特に若い時は。やっぱり近くの人に気持ち(も身体も)持ってかれちゃう人が多いよ。仕方ないと思う。
あ、でも、
派遣されてたエリート候補の男性達はちょっと違ったな。
現地の学生とかと都合よく付き合って、日本に帰ったら知らん顔って人、案外多かった。
なんかね、当時(20年以上前)はアメリカに派遣とかなると親が(現地で変な女と恋愛しないか)心配して、恋人と婚約させたり、良いとこのお嬢さんを紹介してもらったり。なんて事も少なくなかったみたいで。
まぁ、現地の子達がみんなちゃんとしてない訳じゃないけど、日本にいる親にしたら、アメリカで勉強したり働いたりしている得体の知れない女子より、日本でOLでもしてる分かりやすい子が奥さんの方が扱い易そうだもんね。
そんな感じで。
本人もそこは割り切ってるんだわ。
「日本のドラマ一緒に見ない?」なんて常套句で、高級マンションに誘うの。←本当によくあった。
取り敢えず当時は今のように、世界のどこにいてもネットで直ぐに色んなものを見られるって時代じゃないから。
お、日本のドラマ?見たい見たい!ってなるじゃん。しかもお金持ちだから、日本の食材やお菓子なんかも豊富に持ってるし。
ちょっとお高い日本食レストランへも連れて行ってくれる。。。引っかかる子、多いって。
で。普通に付き合う感じになるんだけど。。。任期が終わって帰国したらまるっきりムシだから。泣いてる女子が何人もいたよ。
私は現地どっぷり型で。日本人社会とはほぼ付き合いもなく。そういう日本人社員の方々には全く興味もなく。完全部外者だったけど。
知り合いの女子を頑張って慰めたりしたのを覚えてるわ。ホンネは、アドバイスしたのに聞かないおめ~が悪い!とちょっと呆れてたけど。
それこそ恋愛って、理屈じゃないから。仕方ないよね。
この映画とは違い、黙って日本で待ってた女の勝ち、みたいな話だけどさ。
日本がいかに平和か、ってこと。
勝手に移動している私達とは違い、国によって分断された家族、恋人、友達・・・。離ればなれになった大切な人と二度と会えないとしたら。本当に悲しくて、やりきれないね。