<ソーシャル・実話>
監督:チョン・ジヨン
出演:アン・ソンギ、パク・ウォンサン
私の好んで観るタイプの作品とは対極なのですが。
マジメで淡々としていて。引き込まれ、十分に見ごたえがありました。
チョン・ジヨン監督というのは社会派でガッツリ重い映画を撮る方なので、私は正直、この作品しか観た事がないです。
所詮私はただのミーハーだし。
けど、この映画はそんなの関係なく楽しめましたよ。アン・ソンギさん・・・いやもはやアンソンギソンセンニム(先生)とお呼びしたい。そんな先生の的確な演技。間違いない。
あと。
パク・ウォンサンさん。好き。刑事さんとかのイメージが強いけど。。。何か、特別な印象が残るというのでは無く、そこにポツンと、ただいるような。
ナムギルさんのドラマ『サメ ~愛の黙示録』の刑事さん(妹の育ての親)役が印象的だったかな。優しいパパさんがピッタリだったわ。彼の内面から滲み出るような人間性と言うのでしょうか。本当に大好き。泣きたくなるくらいステキなパパさんでした。
実話を元にしているらしいけど。。。実話ベースって難しいんだよね。忠実にやると映画としてあまり面白くない事が多いし、かと言って脚色し過ぎると、どこが実話ベースなんだか分からなくなっちゃう。
私は実際の事件を知らないので、これがどれくらい実話に基づいているのか分かりませんが。取り敢えず映画的には問題なくまとまっているし、最後まで飽きることなく鑑賞出来ました。
単に裁判を追うという、ヘタをするとほんとに眠くなっちゃうかも知れないような題材だもんね。
今度、ガッツリとした社会派映画を観てみようかしら。。。本当に楽しむ為には、かなりの勉強が必要だけどね。