宇和海側の磯はパッと見ただけでも完全にアウト。

少なくとも4,5mはありそうなうねりの大波が次から次へと押し寄せています。

磯際は真っ白になって、非常に危険な状態です。

一方瀬戸内側は波や風、うねりも無くほぼ凪状態。

先程の波が嘘のように感じます。

「島一つ隔てただけでもこんなに違うのか…」と釣りの準備を始めます。

小さな異変が起こったのは20:00頃。磯際の海面が少し下がって押し上げ、緩やかに磯の上まで水が上がってきました。

「おおかた、船の波だろう…」と最初は気にもしませんでしたが、徐々に波は大きくなり、やがて3m程の高さまで上がるようになってきました。

 

磯際は真っ白になり、普段は波が届かないような場所までも余裕で波が押し寄せて岩にぶつかり、大きな音を立てていきます。

ほんの30分ほど前までは、うねりは全くありませんでしたが、まさかこんな短時間でここまで天候が急変するとは思いませんでした。

沖を見れば波風も無く、天国のようですが、足元を見れば地獄のような波が次々と押し寄せてきます。

今日はまだすぐに撤収できるポイントで釣っていたため安全でしたが、中には潮が満ちると移動できないポイントもあります。

もし、夕方の穏やかな天気に騙され、そのポイントへ入ってしまったとすると…

海を甘く見てはいけない、と感じました。