全身性ってつくと、なんだかそう言う病気が特定されるような気がするけど、実際には、よーわからん、ということなんだろうな。どこにどうくるのか予想もできない。

2015年の11月、妻が最初に入院した時の症状は、CO2ナルコーシス、というものでした。それなので、最初の主治医はそのまま当直だった呼吸器科の先生になったんですけど。

そういうのがわかる前は、妻の様子からは何が起きたか全くわかりませんでした。そのことは後日にします。

救急搬送の後色々検査をしている間に朝がきたのですが、当直だった呼吸器科の先生は、出勤してきた膠原病の専門医と話をした後、私を呼んで、もしも強皮症が肺に来てたら助からないので覚悟してください、と言ったのでした。

しばらくしてまた呼ばれて、CTやレントゲンでは肺には問題なさそうなので、挿管して呼吸を確保します。取り敢えず大丈夫ですよ、と。

ほっとしました。でもね、ICUで気管に管を入れられている妻を見て、ビビりましたよ。だってしゃべれないし、飲み食いできないし、どう考えてもまずいだろう、これからずっとこれ?、と。

取り敢えず妻は意識がないのか眠っているのか、気持ちよさそうにしてるので、推移を見るしかないな、と思いました。

呼吸器の先生曰く、挿管したままを想定してるのではなく、応急処置ですから、と言ってくれたのが救いです。

なんでも、動脈血の結果から、CO2が排出できておらず、それで血液が酸性になって、意識が混濁したんでしょう、といわれたのですが、まるで救急車を待ってる間のことが見えていたみたいな気がしました。

今は酸素が必要ですけど、少し様子をみましょうか、ということで、ICUの生活がはじまりました。