さようならハマちゃん
昨日はハマちゃんの通夜に行ってきた。
ハマちゃんは私と同じ現場で働く、はつり屋さんで、年齢は60歳、以前は大工、墨出し屋をやっていたそうで長年現場一筋に働いてきた人だ。
私のホッパーのコンクリートが固まってしまい、逆さにして出てこなくなった時も、何も言わずにハンマードリルを持って来て、コンクリートを見事に砕いてくれた。
人なつっこい笑顔と軽妙な話術で周囲の人を和ませてくれるムードメーカー、しかしただのおしゃべり好きな親父とは違い、場の雰囲気を読み取る絶妙なバランス感覚を持った人だった。
息子さんが俳優でテレビや映画で活躍されているのだが、現場では周囲の親しい人にしか知らせてない様で、自慢の息子を自慢しない奥ゆかしい人だった。
先週クモ膜下出血で倒れて土曜日の朝にあっけなく逝ってしまった。
先週迄、何事もなく元気に働いていたのに、突然の事で悲しみよりも、目の前で起きてる事を理解するのが精一杯だった。
式の前に奥様とお話をする機会があり「本人は何が起きたのか分からないまま亡くなっていった様です」とおっしゃっていた。
葬儀所の2階で通夜は行われたがハマちゃんを慕う驚く程沢山の人が訪れていて、献花の時、祭壇がある部屋から通路、階段、玄関、そして外まで 人の列で溢れていた。
献花の後、現場の皆と近くのファミレスに行き酒を飲んで、帰りにもう一度ハマちゃんにお別れを言いに葬儀所に戻り、棺の中のハマちゃんと対面した。
棺の中には真っ赤なポロシャツと傍らにはショートホープが入れられていて、今にも起きてきそうな感じで眠っている様だった。
とても寂しくてやり切れない。