誕生!G線上のアリア ~山本草太~ | sota-sooko 草庫

sota-sooko 草庫

新世代のフィギュアスケート選手のみなさんが大好きです!
山本草太選手をはじめ、みなさんを応援しています(^^)

 

長野オリンピック・パラリンピック20周年記念事業 Heroes&Future 2018 in NAGANO

 

全国放送で草太くんの演技が見れて、幸せでした(^^)

 

今回は、『G線上のアリア』について、たっぷりお届けします!

 

 

◆動画 (感謝!)

 

・音重視の方 (冒頭、選手紹介が切れています)

 https://youtu.be/GZFjT-Qpe2w

・映像重視の方 (クレジット入り。最後の解説者の言葉が切れています)

 https://youtu.be/kzX3_ttoUIk

・サクサク見たい方 (低画質。選手紹介途中から)

 https://youtu.be/hmjjEjuT__I

・完全版 (クレジット入り。丁寧な編集)

 https://youtu.be/GzfzHVwauDA

 

 

 

◆実況解説

 

昨年末の全日本選手権では、フリー終了後、観客からお帰りなさいのスタンディングオベーションが贈られ、復活の第一歩を標しました(大きな拍手)。

いよいよ次世代のエースが北京に向け始動します。今シーズンのショートプログラムをご覧ください。中京大学、山本草太さん!

 

アナ:大きな歓声で迎えられました!去年、度重なるケガを乗り越え、復帰を果たした山本草太。次のシーズンの新しいショートプログラム。G線上のアリア。振付けは宮本賢二さんです。

 

解説:スピンの回転速度もいいですねえ。そして、このしなやかさ。

 

アナ:できたばかりのプログラムなので、これからどんどん完成度を上げていきたいと山本は話していました。 衣装にも自身のこだわりが詰まっています。

 

アナ:優雅に美しく舞っていきました山本草太。新しいシーズンのプログラム、G線上のアリア。この長野で初披露となりました。

 

解説:昨シーズンは2年ぶりの全日本に復活。そして、四月からは大学生になったんですねえ。気持ちも新たにオリンピックに向かって頑張ってもらいたいですね。まずはひとつひとつ。

 

アナ:夢はオリンピック出場と話す山本。大きな拍手が贈られています。

 

解説:やっぱりスケーティング綺麗ですね!!

 

 

 

◆キャプチャ

 

お待たせしました!!!(え…待ってない?)

 

今回のカメラさん、お顔のアップが多かったですね(^^)

 

足元ももっと見たかったけどな~

 

 

 

皆さんはどの草太くんがお好きですか?

 

私は4つ目の首筋、今までの草太くんにない表現で、ドキッとしました(*^.^*)

 

 

 

◆曲について

 

『G線上のアリア』は、ご存知の通り、

 

バッハの『管弦楽組曲第3番ニ長調』の第2曲アリアが元になっています。

 

ウィルヘルミがヴァイオリン独奏用にハ長調に移調したとき、

 

G線のみで演奏できるようになったため、このように呼ばれるようになったそうです。

 

今ではバッハの原曲も、このタイトルで呼ばれるように…。

 

アリアはイタリア語。原題はAirで、エール(フランス語。英語はエア)

 

もっと知りたい人は、 ららら♪クラシック

https://www.nhk.or.jp/lalala/archive130629.html

 

 

 

◆プログラム『G線上のアリア』の歴史

 

 この曲で滑ったスケーターをまとめてみました!

 

 

1 クリモワ&ポノマレンコ (アイスダンス 1991-1992FD)

 

 

アイスダンスの歴史に残る名プログラム。(タラソワコーチ)

 

このプログラムで、1992アルベールビルオリンピック金メダル獲得。

 

また、世界選手権、欧州選手権の3冠を獲得しました。

 

二人は1984年に結婚、1984サラエボオリンピック銅、1988カルガリーオリンピック銀

 

という素晴らしい選手。2000年、世界フィギュアスケート殿堂入り。

 

 

草太くんの衣装のこと、羽生くんのガンダム羽根のリスペクトだって

 

思ってる方がいらっしゃるようですが、

 

FaOI幕張と長野H&Fは日程的に近いのでありえません。

 

でも神様の偶然のイタズラに、草太くん嬉しかったかも( ´艸`)

 

動画感謝します。

 

https://youtu.be/X4LnD0laELk [HD] Marina Klimova and Sergei Ponomarenko - 1992 Albertville Olympic - Free Dance

 

 

2 村主章枝 (1998-1999FS)

 

[HD] 村主章枝 Fumie Suguri トッカータとフーガ, G線上のアリア 1998 NHK Trophy - Free Skating

https://youtu.be/EmOjSkdT5ZY

 

スケカナ銀、NHK杯で銅メダルを獲得したときのフリー。

 

濃紺のベルベットのような衣装。

 

村主さんは、2009年ショートでもG線上のアリアを使用しました。(青×黄の衣装)

 

 

 

3 カロリーナ・コストナー (2009-2010FS)

 

https://youtu.be/4uBakHN3dTo Carolina KOSTNER European Championship 2010 FS

 

この曲で欧州選手権の金メダル獲得。

 

が、直近のバンクーバー五輪では、フリーで崩れて16位に終わりました。

 

水色の明るい衣装とか、スケーティング映えする曲なのにジャンプ固め打ちとか、

 

ちょっともったいないなあと思いました。

 

 

 

4 アダム・リッポン (2011-2012FS)

 

 

全米選手権で銀メダルを獲得。シーズンベスト(参考記録)の演技。

 

絶世の美少年なのに、なんで肌襦袢なの~!と当時心で叫んでおりました(;´∀`)

 

世界ジュニア連覇後、長らく伸び悩んでいたリッポン、

 

最近の快進撃は、みんなが祝福していますね。

 

Adam Rippon 2012 US Nationals free program

https://youtu.be/lMo9-f6I4ME

 

 

 

5 タラソワ&モロゾフ (2013-2014ペアFS)

 

クリモワ&ポノマレンコ以来、

 

アイスダンスの世界では、G線上のアリアがたびたび使われてきました。

 

・ナオミ・ラング&チェルニシェフ 2000-2001FD(四大陸金メダル)

 

・グルシナ&ゴンチャロフ 2004-2005FD(世界選手権銅メダル)

 

ペアでは、使われてなかったと思うのですが、

 

今最も注目のペア、タラソワ/モロゾフ組(2018ワールド銀、五輪4位、2016GPF金)が、

 

この曲で、2014世界ジュニア銀メダルを獲得しました。

 

2014 Junior Worlds Evgenia Tarasova & Vladimir Morozov

https://youtu.be/2R2vQQponp8

 

 

 

◆まとめ

 

○スケーティング、または表現が得意な選手が使う曲だとわかりました。

 

○2009村主さん以外、全てフリーで使用されてきました。

 

○フーガやヴィヴァルディなど、スピード感のある弦楽曲と組み合わせて使われてきました。

 

 

スケーティングが得意というのは草太くんにも共通していますが、この曲を

 

①ショートで使うのは非常に珍しいということ

 

②G線上のアリア単独で使うトップ選手はいなかったということ

 

がわかり、

 

草太くんが生み出す『G線上のアリア』が、

 

とても挑戦的な試みで、革新的なプログラム!なんだと、

 

誇らしい気持ちになりました。

 

 

テンポや強弱などの変化が少ない難プロで、

 

「よし、草太のスケーティングを、世界中の人に魅せるぞ!」

 

というミヤケンさんの熱い思いが伝わってきました。