昨年は身内を2人亡くしました。


1人は同い年の父方のいとこ。

年末の忘年会の帰りに突然倒れ、そのまま帰らぬ人になりました。

心筋梗塞だったそうです。

伯母から連絡をいただいた時は、とてもショックでした。

自分もがんになったけど、がんでなくてももういろいろな病気で亡くなることもあり得る歳なんだと感じました。




もう1人は69歳だった母方の叔父。

叔父は悪性リンパ腫だったのですが、その中でもとても珍しい種類のリンパ腫で、見つかった時にはかなり症状が進んでいました。

叔父は小学校の校長先生で、定年退職した後は大学の教授となり、未来の小学校の先生を育てるために

一生懸命教えていました。

その大学も退職し、これから叔母と一緒に楽しい老後を送るはずでした。

なのに、退職して半年後に病気が見つかったのです。

私から見ても2人はおしどり夫婦で、お金持ちで、2人で働いたお金で大きなお家を建て、3人の孫にも恵まれ、これから好きなことをたくさんするんだろうなと思っていました。


2人の死をきっかけにやりたいことは元気なうちにしなくてはという思いが強くなりました。


私のがんがこれからどうなるかわからない。

がんでなくても違う病気になるかもしれない。

病気でなくても歳をとって、体が思うように動かないかもしれない。


老後のためにお金を貯めておこう!

退職したら、いろんな所に旅行したい!

そう思っていたけど、元気な老後が待ってるとも限らないと強く感じました。

お金を貯めても、元気じゃないとどうしようもない。

それなら今元気なうちにやりたいことをやり、行きたい所に行き、欲しいものを買いたい。


何のために今一生懸命がんばって働いているのだろう。

もちろん、子どものためのお金も必要。

老後の生活や病気に備えての貯金も必要。

でも、それ以外は残さなくてもいいんじゃないかなと思ってきました。

自分が死んだ後のお金は生命保険も入ってるし。


やっぱり自分のしたいことを先送りにしないでおこう!

自分の人生を楽しまなくては!


そんなふうに考えが変わりました。