こちらの記事に質問をいただきました。
http://blogs.yahoo.co.jp/kmozc/33528387.html


質問:傷を二本に増やさなくてもいまある切開線をきって癒着をとり、それが再癒着しないように埋没式つり上げ糸だけをかければ元に戻ることなく、加えて、新しく幅を狭くしたいところに埋没糸をかければ狭い二重を作れるんではないでしょうか?



目を開く筋肉とまぶたが高い位置と低い位置で癒着していた場合、高い位置が先に引き上げられて高い位置が勝ち、高い位置の二重ラインが出ます。
低い位置のラインを勝たせるためには、'''より強く、しっかり'''と低い位置の癒着でまぶたを引き上げる必要があります。



術中に、高い位置の癒着剥離と低い位置の切開法二重だけでは高い位置のラインが消えないことがあります。
どこかに折れ癖が残っているのかもしれません。
その時に、下垂手術を追加して強く引き上げると高い位置のラインが消えることがあります。


術後に、腫れて目の開きが悪い時期に高い位置のラインが出ていても、腫れが引いて目を開く筋肉の力がしっかりと伝わると低い位置のラインが勝ち高い位置のラインが消えることがあります。
写真は、切開法によるライン幅を狭くする手術の術前、'''抜糸時'''、5か月目です。
目が開いてくると高い位置のラインが消えています。



埋没法では切開法よりも癒着が緩やかで伝わる力が弱いため、折れ癖の残る高い位置のラインが勝つ可能性があります。
後々、埋没法の糸が外れた場合に高い位置のラインが出てくる可能性があります。


それに、高い位置の切開線を切り癒着を外す操作を行うと、同じ高い位置のラインをさらに強く癒着させることになり、高い位置のラインが益々くっきりしてくるかもしれません。



以上の理由で、今までは必ず切開法で低い位置のラインを作り、その低い位置の切開から高い位置の癒着を外しました。
高い位置のラインを消すには、低い位置の癒着から'''強くしっかり'''引き上げる必要があると考えていました。

 


最近は、下垂の手術により目を開く筋肉とまぶたの癒着していた場所が少しでも'''ずれる'''ことにより折れ癖が無くなるのか?? とも考えています。


おっしゃるように、剥離した高い位置の癒着が'''再びくっ付いて来なければ'''、埋没法でも低い位置のラインを勝たせることは出来ると思います。
希望があれば、後々高い位置のラインが出てくる可能性があることを説明してから埋没法で低い位置のラインを作ってもよいかと思います。


かみ