越冬加温ケースから蘭用遮光ケースへ | 技術日誌

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ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 越冬加温ケースは元々蘭用遮光ケースでした。冬場は室内窓際に置いてあった蘭用加温ケースで外せる硝子板を外しベランダに移動させ,周りに遮光パネルで覆っていました。その遮光ケースを改良して,冬場は最低温度15℃とする越冬加温ケースにしていました。遮光ネットの外側にスタイロフォームをはめ込んで使っていました。夏になると,スタイロフォームを外し風通しを良くして蘭用遮光ケースとしていました。この変更では,蘭用加温ケースを室外に持ち出したり,越冬加温ケースのベースを外したり,温度コントロール部を外したりと手間がかかっていました。今年は,暑いのでその作業を省くことにしました。スタイロフォームを外すのは簡単です。右側には2重ガラスのパネルをはめています。これを取り外し,遮光ネットパネルに置き換えます。これまで気になっていたのは,右側手前には柱がなく,パネルで支えられていました。今回,この部分に柱を追加することにしました。

 

 増設した柱で棚の角棒を支えるため,柱に半欠きを入れました。いつもは,トリマを用いますが1か所だけなので,のこぎりとやすりだけで作りました。これまでこういう加工はトリマで行うというトリマ信仰があったようです。今回の方法でもきれいにできるし,出るおがくず量をずっと減らすことができます。下の写真の水平に置かれた棒が柱で使うときは垂直になります。そこに棚の角棒が半分入るようにしました。構造上棚の角棒はここに挿すだけで固定する必要はありません。他の部品との関係からこの欠き部分から外れることはありません。