子を慈しむ(愛育2) | 家族を見つめる(家庭教育)

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安部浩之作品no,141123




前回に続いて
「間違うな!家庭教育力とは愛する力の事だ」の2番です。

では
子を愛する力ってなんだ?

こればかりは、
禅で言う「不立文字」の世界に近いもので
なかなか言葉にならない世界でしょう。
言葉にした途端に、真実から離れてしまう・・・

・好き・嫌いを超えて大いなる愛
・見返りを求めない愛
・奪う愛ではなく、与える愛


いろいろな表現が出来るでしょう。
それでも、あえて言葉をあてるならば

仏教用語で「慈悲・慈愛」という言葉がありますが
それに近いもので

生命(いのち)の根源にある、子を慈(いつく)しむ心

と表現した方が良いかもしてません。
なかなか伝えづらいものです。

そこで、わずかでも、その慈しみを・・・親の愛を・・・・
感じてもらえればと思いますので
ただ今、ネットで炎上中メラメラで、ご存知の方もあるかもしれませんが
1つの動画を紹介します。

この動画は、

・母親は自分の命を賭して出産、出産後、数分で死亡。
・子供も未熟児のために、この動画のあと死亡。
・そういう状況の中で心を尽くして捧げた父親の歌
 (ビートルズ、ブラックバード)


もし
この、去りゆく子を慈しむ親の心を感じられましたら、
その延長線上で、我が子を見つめなおしてあげて下さい。
きっと、そこには、
我が子が、
生まれた時から今までを追懐しつつも
故しれぬ慈しみを・・・あたな自身が感得するものと思います。
どうぞ
日々の子育てに、その息吹をかけて下さい。

その時
子どもは、親の慈しみに包まれて、
豊な心を育むに違いないのです。


よろしくお願いします。

あべひろゆき