もう10年くらい前になるかと思います。
今は亡き、七田眞先生と親しく会話をする機会を得ました。
戦後、日本の教育界に右脳教育を浸透させたのは紛れもなく
七田氏であり、その大家としての風格はもちろんでしたが、
意外にも、物腰の低さが
いよいよ先生に敬意をはらいたくなるような・・・・
そういう徳を備えた方でもありました。
今日は、その会話の中で、
今でも私が、時折、思い出す
七田先生の言葉をお伝えしたいと思います。
ひと通り私が、私なりの考えを語ったあと先生は
意外にも、次のよううに言われました。
七田先生 曰く
「・・・
私は、これまで、世界各国を回り、教育の現状を見てきて
そのことを痛切に感じている者の1人なんです。
私は右脳教育で有名になったけれども
これからは右脳教育から、両脳の教育
(「全脳」という言葉だったか?)
そして
祈りの教育へ向かわなければならない、
祈りというと、世間はあやしい・・・
と思うかもしれないけれど
愛情をもって育てられた子と
そうでない子の違いを
あまりに多く見てきたんです。
極端な例をあげれば(確かベトナムの子の話でした)
・・・・(中略)・・・・
愛情を注がれ、いつも母親に抱(いだ)かれているという感覚を持っている子は
心が豊かなのは勿論、
成績の伸びが早くかつ長期、病気も早く治るんですよ。
ただね、右脳教育も全国に、これだけ大きくなるとね・・・
なかなか動きにくくなって、だからね
・・・・」
一部ですが、互いに同感・共感の連続するひと時でした。
今、七田先生の意をくみつつ、私の言葉も交えて
表現すると、
子育てにおいて
子どもの能力を発揮させてあげたい
その親心は当たり前のこと
記憶術も波動読も大切
でも
その子育ての根底に、
親の
無私の愛
なくして成立しない
無私の愛あれば、それは飛躍の礎(いしずえ)となり
なければ、それは親のエゴ
となる。
家庭教育力とは、即ち、子を愛する力
のことである。
と
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・教育力とは、愛力である !!
安部浩之
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