”風水壁”モデルオブジェ完成 | 家族を見つめる(家庭教育)

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風水壁

環境免疫学研究会 会員様(別府市)宅の外壁オブジェ工事が完了いたしました。
大分県別府市の閑静な住宅街に位置するお住まいです。
風水壁と銘打ったこの外壁は、
その地域が資する自然の理をふんだんに取りこみ、
家人・土地・建物の末永い営みを願った、外壁オブジェです。
完全アナログ式の工法”環境免疫工法”は、
一般には考えにくい”手塗り・手作業で統一しています。
ですから、体力はもちろん、手間のかかる作業です。

たしかに、作業効率を考えますと、鏝を使った方が工期も短いのです。
しかし、天・地・人の調和を真に願うと、綿密なる鑑定を図ったうえで、
このような作業に徹するしかありませんでした。

結果出来上がった外壁オブジェは、
起伏に富んだ縄文時代の作品を思わせる
複雑なシルエットを醸し出していますが、
このデザインは、施主様の環境要因(趣向・体質・思いなど)によって
変化します。

人はそれぞれ、違った個性があります。その人の個性と土地・建物との
融合を図り、尚且つ、そこに健全なる家庭を永続せしめんとする願いを
形に込めていくという流れを踏まえたとき、
画一的なものは一切あり得ないという現実が、形となって表れます。

そして更に、少々種明かしにもなりますが、風水壁は、
いわゆるデザイナー主導・デザイナーの主観で作られるものでもありません。
形状はすべて、施主様・ご家族のデータから抽出され、特徴ある曲線はすべて
この自然界に存在する曲線比率を使っています。
現代社会にマッチした現代風水の姿を再現すると、
メタリックな印象ではなく、古代を思わせる姿だったということです。
このデータ抽出作業は工程全般に関わります。
こうした付随する作業はかなりなボリュームを伴いますので、
一件に係る労力は、一般的な事業者からみると想像しがたい世界かも
しれません。

さて、この風水壁、夜間は、まさに圧巻です。
ライトアップされた姿は見事なまでに重厚で美しく、
外壁を背にパーティーでも開きたくなる気分にさせてくれます。
環境免疫工法は、
このように、無機質なイメージの外壁さえもオブジェに変身させます。
業者都合で作られる画一的な作品とはなり得ない理由があるのです。

お陰さまで施主様よりご好評をいただいています。
施主様のご厚意により、見学者も多数見受けられる状態ですが、
実は、作業当初から、ご近所の方々から注目されていたようなのです。

「なにやってるんでしょ?」
「えっ、手で塗ってるよ、なんで?」


という感じだったのではないかと思います。鏝(こて)を使わず、素手で
作る姿は、たしかに原始的な光景です。
そして、完成が近づくにつれて、
「完成が楽しみだわ~」
という声がかかり出したということのようです。
そもそも、この風水オブジェは、住宅向けオブジェとして開発されたものですが、

この作業は大変に手間がかかります。
従って、大量生産は見込めませんが、
少しでも多くの方々に取り入れていただきたいと考えております。

トータルデザイン / 現代風水アーティスト Kohsi氏
デザインコンセプト/ 環境免疫学研究会
施工管理      / 株式会社KMK