インテル長友佑都 記事
つぶやきます・・・
長友、右SBでも完封!レオ監督大絶賛
世界最高のサイドバックへの階段を、また一歩駆け上がった。港町ジェノバのルイジ・フェラリスのピッチで、DF長友が、また魅せた。
「攻撃にも絡んでいけたし、楽しくできましたね」
累積警告で出場停止のマイコンに代わり、移籍後初の右サイドバックで先発。本職の左サイド同様のスピードと豊富な運動量をみせ、DFコルドバ、サムエルら守備陣に故障者が続出する中、守備では完封に貢献した。
セルビア代表MFスタンコビッチが「ゴール前にボーイング777が置かれていた」と表現した超守備的布陣にチームが手間取る中、長友は攻撃でも後半28分にハーフライン付近からのミドルパスで反則を誘い、オランダ代表MFスナイダーの先制FKを演出した。
左右両足でのクロスなど器用な一面も披露し、「相手の重心などを見て(クロスを蹴る足を)決めている。ビッグクラブにいる以上、いろいろなアイデアを持たないとね」。言葉には自信と余裕が漂っていた。
その活躍に、レオナルド監督は「彼はどんな面から見てもBravissimo(ブラヴィッシモ)だ!」と、「Bravo(ブラーヴォ=素晴らしい)」の最上級表現で絶賛した。さらに「信じられないほどの適応能力を持っている」とユーティリティな能力をたたえ、「Piccorino(ピッコリーノ=小さい)だが、ハイボールにも強い。完成されたサイドバックだ」と興奮気味に賛辞を並べ続けた。
それでも長友は、「日本人として恥じないよう胸を張って、もっと前に進んでいきたい」と言い切った。昨夏の渡伊時に目標として名を挙げたマイコンの“代役”を果たしても、「マイコンの代わりとはいわれたくない。マイコンが出ても、長友が出ても変わりないといわれるようにしていきたい」と言い切った。
この試合終了時点で、チームは首位ACミランに勝ち点2差の暫定2位に浮上し6連覇を視界にとらえ、長友は世界最高のサイドバックの背中をとらえた。
加入から1カ月。先発した3試合で3連勝を果たし、世界王者の一員としての地位は、着実に不動になりつつある。
★長友と右サイドバック
そもそもは右サイドハーフが本職。明大2年時にフィジカル、走力を生かすため右サイドバックにコンバートされ、ユニバー代表、ユース代表に選出されるようになった。
FC東京入団後は左サイドバックを主戦場にしたが、相手の特徴によってDF徳永と左右を入れ替えられることも。
昨夏の南アW杯でもオランダ戦でMFエリアをマークするため、試合中に右に移動するなどエースキラーとして活躍した。インテルの練習では、1月のアジア杯決勝で起用された左の攻撃的MFもテストされている。
動画や写真を盛りだくさんでお送りいたしますので
クリックお願いします