スポーツ選手と水・・・心筋梗塞 | 木場克己 オフィシャルブログ 「プロトレーナーのつぶやき」 Powered by Ameba

スポーツ選手と水・・・心筋梗塞

つぶやきます・・・カゼ


あるトップアスリートが、今年もスタメンを勝ち取るため、自主トレを進めていた。


自主トレでも必死に体に鞭を打ち続け、チームの始動日には、かなり良い状態で合流した。


チーム始動日にメディカルチェックがあり、心電図でひっかかる。トップアスリートではスポーツ心臓の持ち主が多くいるため、引っかかる事は稀ではない。


その選手も、心電図を取ったのは3年前で、その時は特に問題はなかったのだが、今回に限り引っかかった。


そして、血液検査、心エコーなどの検査を施し、なんと・・・心筋梗塞の診断!


担当医師の話しだと、「今後、スポーツは出来ないかも」と言われる。いわゆるドクターストップ!


選手にしてみたら、ずっとやってきて、しかも自主トレでもかなり追い込み、特に体に(心臓)問題はなかった。


どうして?スポーツが出来ないのですか?


心筋が50%壊死をしていると・・・ドクターが言う。


何か、痛かった事や、苦しかった事はなかった?とドクターが聞いてきた。


そういえば昨年の8月に、胸辺りが痛い事があったという。


どれ位?   1時間半くらい


で、どうしたの?


練習を休んだようだ。


なぜ、その選手は検査に行かなかったのだろうか?


心筋の壊死が今回、分かったのでその場で、カテーテル手術(ステント)を行ったようだ。


原因は疲労、脱水かもと・・・


ただ、去年の8月に、症状が出て検査に行っていたら壊死が10%で、おさまっていたかもしれない。


ステントを入れてスポーツをやっているトップアスリートもいるようですが、壊死の選手はいるのか、まだ分かっていません。


ただ、言える事は昨年の8月から壊死がおこり始め、今回は運よく心筋梗塞が見つかり、手術をして良い傾向に行くと思われるから復帰もありえると・・・


ただ、どこまで出来るかの判断がこれから問われるんじゃないかなと。


脱水は、怖いですね。


夏場の激しいトレーニングや大会などは、こういうケースが出ている事を考えたら、慎重に行わなければいけないかもですね。


予防策はないのですかね?例えば、血液検査や尿検査などで・・・


この選手に対して、これからチームがどんな形でこの選手にフォローするのか・・・




以下、脱水の話しです。


脱水とは、身体の中の水分が減ってしまうことをいいます。お年寄りは、とくに脱水になりやすいので注意しなければなりません。
脱水がなぜ危険かというと、一つには、体内の細胞が正常な働きをすることができなくなり、放っておくと命に関わることがあるからです。もう一つは、血液が濃縮され、血のかたまり(血栓)を生じやすく、脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすくなるからです。
お年寄りが脱水になると、まず元気がなくなり、食事もあまり欲しがらなくなります。また、脳の血液量が減るため、物事に対する応答が鈍くなります。昼間でも、うつらうつらと眠り込むこともあります。
血液の粘り具合が高くなるので、血液が流れにくくなり、血圧が低下するのです。これをなんとかしようと心臓が働くので、脈拍数が多くなります。
脱水になりやすいのは、夏の暑い日や、発熱などでたくさんの汗をかいた時です。また、下痢や嘔吐をした時も、身体から多くの水分が失われるので注意が必要。
また、気をつけなければならないのは、「入浴」です。お湯の温度が高いほど、また入浴時間が長いほど、水分が失われます。
お年寄りの脱水を防ぐには、ふだんから多めに水分をとるように心掛けることです。
「夜中にトイレにいかなくてもいいように、寝る前は水分をとらないようにしている」という人がいますが、早朝に血液粘度が上がることを考えると、むしろ寝る前に水分をとっておくことが望ましいのです

 細胞外脱水とは、血液量の減少のことである。細胞外脱水が起こると、静脈冠流減少が起こるため、中心血液量や動脈圧が下がるため、これを容積受容器と圧受容器が検知し、孤束核へ伝えることによって、交感神経活動が上昇し、それが腎臓に伝えられ、レニンが放出される。レニンは肝臓で生成されたアンジオテンシノゲンをアンジオテンシンIにし、アンジオテンシンIは肺でアンジオテンシン変換酵素によりアンジオテンシンIIに変換される。このアンジオテンシンIIの働きにより、副腎皮質からアルドステロンが分泌され、下垂体後葉からはバソプレシンが分泌され、腎臓においてNaの再吸収や水の再吸収を促進する。また、血管収縮を促進する。

脱水になると、眼球の奥の毛細血管のまわりの血流が減少し、その結果くぼみます。

今年、暑さでフランスで1万人以上が亡くなられました。暑さで死ぬというのは、基本的には脱水が原因です。それぐらい、脱水とは怖いものなのですが、あまり水を飲む事が強調される事はありません。
脱水が酷くなってくると、血液が粘稠になってきるばかりでなく、血液を収縮するホルモンが出て、血管が細くなるのです。血管が細くなるは粘稠になるはで、極めて血管がつまりやすくなります。故に、心筋梗塞も脳梗塞も、水さえ大目に飲んでいれば、かなり防ぐ事ができるのです。
そもそも、老化の最大の原因である動脈硬化は脱水を繰り返す事により、血管を覆う細胞がダメージを受けて起こりますので、若い頃から水をしっかりと飲んでいれば、老化そのものが防げます。某印籠もの時代劇の永遠のヒロイン由美かおるさんは、なんと一日に5リットルの水を飲むということです。逆に水をあまり飲めない国の人は年のわりに老けて見えます。
他にも、膀胱炎も水を大目に飲むことで膀胱が洗われて予防できますし、肩凝りや便秘も水分を多めに取ることによって、かなり防げます。脱水すると肩の筋肉への血流が減って、老廃物が排出がうまくいかなくなり、肩凝りが強くなるのです。また、便秘の場合、とくにコロコロする様な便の時は、脱水が原因です。大腸は水を吸収して便を固くする役割をしてますので、水が足りない場合は、より多くの水を吸収しようとして、固く固くなるのです。とくに若い女の人の便秘はこれが原因ということが多いので、薬よりもなによりもまず始めに水を飲みましょう。
どんな水を飲めば良いかということですが、なんでも良いです。ただし、汗がたくさん出る様な運動をしている人は、塩分や糖分をある程度含んでいるスポーツ飲料が好ましいでしょうし、老人で高血圧がある人ならば、逆に何もふくんでいない水やお茶の方が望ましいです。お酒やコーヒーは利尿作用が強いので、水分の補給としては好ましくありません。
 飲む量は気温などにも左右されるのですが、病気で水分を飲み過ぎてはいけないと注意されている人でなければ、一日に2リットルを目指して飲みましょう。少なくとも、尿の色が濃くなってきたら、要注意と思って水を飲んで下さい。
寝たきりにならない為の、若さを維持する為の、最良の薬は水です。



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