冬の少し手前 | 道 〜心臓外科医 奈良原裕のブログ〜

道 〜心臓外科医 奈良原裕のブログ〜

あの日がくるまで僕は人生のうわっ面しか追いかけてこなかった。医師となり心臓外科医となって、これまで何をしてこれから何をしていきたいのか。この道がどこで終わるのかはわからないけれど、向きたい方向に顔を向けて歩いていこうと思う。

週に一度の非常勤医として松之山診療所に来るようになり早いもので3ヶ月が経とうとしています。3ヶ月くらい経つと、馴染みとなったような患者さんたちもいて、相変わらず方言同士の会話はわからないけれども、診察で困るようなことはなくなってきたと思います。

 

専門が心臓血管で外科ということからか、「手足の血液の流れが悪い気がして…」という訴えの患者さんや、慢性的な膝の痛みで膝関節注射を希望される患者さんが増えてきた気がします。

 

また、11月に入ってからはインフルエンザ・ワクチンの予防接種が始まりましたので、受診される患者さんの数はどっと増えました。

 

外の空気はキンと張りつめていますが、診療所内は暖房が効いてぽかぽかしています。

 

先週はそうでもなかったのに山は赤や黄に色づいて、もうすぐやって来る冬の厳しい山里の生活と対比するかのようにその豊かさを表現しているみたいに感じます。