

構想~制作期間一年
まずは人脈作りから始めた。
制作過程、歴史、その意味、全ての要素について勉強してみた。
知れば知るほど奥が深いことに気づく。作ってきてよかった。
「猪の目」はこの過程で深く知った言葉であり、INOMEにつながる。
豪壮で持ち主の実力を感じるような、本当に二つとない良い刀が出来た。
注文主、刀匠、研師、柄巻師、白金師、鞘師、塗師、桐箱職人。。。
多くの人の、
生涯を捧げた、技術や思いを、
惜しげもなく、打ち込んだ一振り。
人生を刀造りにかける福留氏にとって、もはや分身とも言える。
何の役にも立たない美術品であるが、
一途に、文化や技術と向き合う職人達の、心を込めた仕事の結晶であり、
信念を持った心臓血管外医への品としてふさわしいものを造った。
大切にしてもらえたら嬉しい。
尾頭 厚