釣り針の無いハゼ釣り | 花のしもべ日誌

花のしもべ日誌

登場人物 
リコさん 花づくりに占領されたご婦人 1948年生まれ
えっさクン 何もしたくない人間 1941年生まれ

23/5/28(日

岡山県浅口市 小さな団地の小さな庭

リコさん&えっさクン 156才

 

怪しげな天候になってきた

朝の陽 えっさクン家前の道路から

 

薔薇の終焉シリーズ

最期の一輪も散っていました

 

ジュピリーセレブレーション

 

艶やかな色気をまとったまま落花

花弁は

葉の叢に乗っかかっていました

 

散ってこそが美しい

 

となりの台湾トネリコ根元には

シモツケ

”華やか”が輝いています

 

きのうの好物から続く

釣り しりとり 花&食

つり

 

「釣りって食べ物?」

「”密接関係者”やないか魚の」

 

下っ端が誰かを殴れば

親分がしょっ引かれる時代だ

 

「しりとりの資格は充分や 釣りには」

 

今日の議題はこの本だ

 

 

時代は元禄バルブ

江戸のハゼ釣りで伝説的釣り師がおった

 

彼の仕掛けには釣り針が無いのだ

 

釣りあげたハゼはポトリと魚籠へ落ちる

針を外す手間がいらない

 

「そこでハゼ料理の話になるの?」

「ノー この本を論じたいのや」

 

 

主人公は釣りキチの高級旗本

将軍綱吉に仕えるが

 

綱吉の狂気のせいで負傷し 辞任せざるをえなくなった

 

生類憐みの令は嵩じてついに

釣りまで禁止になる

 

多彩な釣り仲間が愉しい

絵師朝湖 俳人其角 紀伊国屋文左衛門 黄門様まで一緒なのだ

 

主人公の義父は吉良上野介

松の廊下で事態は暗転する・・・

 

明日の””へ続く