みっちーです!
「大会がなくなったので今から
スピード練習をしましょう!」
とみっちーは強くいうのですが
どんな理由から言っているか
あなたはわかりますか?
ん、ちょっと待って、
なんでこの時期ってスピード練習なんですか?
と思われた方はいませんか?
もちろん、ランオフにするのも
選択肢の1つとしてありなのですが、
今回の記事は2020年冬のレースで
「絶対にマラソン自己記録を更新したい!」
という強い気持ちを持っているランナーで
なおかつ、今から準備をしていきたい!
というランナーにだけ向けは発信します。
マラソンで記録を伸ばすためには
プロの世界では数年間の準備をしてから
マラソンに臨むことがあります。
実際には、アメリカのオレゴンプロジェクトで
大活躍をしていた大迫選手は
初めは5000mや10000mで
勝負するような練習をしていました。
ですが、数年経ってから
マラソンに転校しています。
聞くところによると、
5年計画でマラソンに挑戦した!
という話まで聞いています。
それほどまでに、期間を要して
マラソンに臨むのですが、
市民ランナーであれば約半年くらいは
フルマラソンで記録を伸ばすために
必要だとSPIRITS RUNでは考えています。
実際に、今では理にかなった理論が
多く世に出ていて私たちも参考にして
指導をしている部分はあります。
その中で簡単にいうと、
①スピード強化
②スタミナ強化
③レースペース強化
④調整
⑤レース
のような流れが出来上がります。
1つの理論ではありますが、
①〜⑤の流れで練習をすると
記録が伸びていくと。
そして①〜⑤を半年かけて
行なっていくことで記録は伸びていくのですが
今回はこの流れについては割愛します。
さて、なぜここで一番初めに
スピード強化をするのかについて
今回は話していきます。
少し前の話になってしまうのですが
大迫選手がいたオレゴンプロジェクトでは、
200mや300mという短いダッシュの
練習を何度も何度も実践していました。
テレビでもよく見たし、
多くの方がこのことを取り上げていました。
バンバンスピード強化をして、
そしてマラソンに移行していったイメージ。
なおさら、
「なぜ、初めにスピード強化をするのか?」
が気になって来ます。
ここをわかりやすくお伝えすると、
マラソンというスポーツは、
①より速く走る→インターバル
②より長く走る→距離走、ペース走
③より速くより長く走る→ペース走
①②③の強化が必要です。
より速くより速く走れると
記録が伸びるというスポーツ。
そこで、より速く走るために必要な筋肉が
速筋という筋肉で、
より長く走るために必要な筋肉が
遅筋という筋肉です。
つまり、マラソンというスポーツは、
両方の筋肉を鍛えないといけません。
LSDばかりして、遅筋だけが強化されて
インターバルが苦手になった、
というランナーはこれまで多くあって来ました。
だから、より速く走るために
インターバルトレーニングが必要になる。
でもなぜ、
インターバルトレーニングなどによって
速筋を初めに鍛えないといけないのか?
というと、
「遅筋から鍛えると速筋が鍛えられる
スピードがでなくなってしまう」
からです。
スピード強化をするには、
インターバルトレーニングのような
ダッシュに近い速いペースで
走らなくてはいけません。
しかし、LSDなどの持久系練習を
先に行ってしまうと
速筋の機能が低下し、
スピードが出なくなってしまいます。
つまり、
「速筋を鍛えるためにダッシュしたくても
スピードが出せない!」
「スピードは出せるけど、維持ができない!」
という状況になってしまいます。
この状態から、
速筋を鍛えていくのはかなりの時間が
かかってしまします。
なぜなら、あなたのマラソン目標記録で
走るためのスピードを強化していかないと
いけないからです。
スピードが出ないにも関わらず。
だからまずはスピード強化練習で
速筋が多少低下しても大丈夫な
状態を作ってから、
持久系のトレーニングで
遅筋を鍛えていくことが大事です。
ゆっくり走るのは、
いつでもできますからね!
だから、大会がなくなったこの時期から
7月くらいまでにかけては
スピード強化を行うべきです。
そして7月からはスタミナをつけて
9月頃からレースペースに慣れていき
調整してレースへ!
という流れになります。
ここまで読むと、
「え、今すぐインターバルしないと!」
となるかと思いますので、
インターバルしてスピード強化しましょう!!!
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