みっちーです!


5、6月といえば、
スピード練習!!!!!!


ん、ちょっと待って、
なんでこの時期ってスピード練習なんですか?

と思われた方っていませんか?

僕も指導をし始めた時、
なんでなんだ!?と正直に思いました。


そして、ここ1ヶ月で
スピード練習をなぜこの時期に必要とするのか
についての質問を実は5人以上の方から
されています。

知っているようで知らないことだと思うので
なぜ、”5、6月の時期に”スピード練習を
すべきなのか?

についてお話ししていきます。


まず前提としてなのですが、
マラソンで記録を伸ばすためには
プロの世界では数年間の準備をしてから
マラソンに臨むことがあります。

実際には、アメリカのオレゴンプロジェクトで
大活躍をしている大迫選手が良い例です。

聞くところによると、
5年計画でマラソンに挑戦した!
という話まで聞いています。


それほどまでに、期間を要して
マラソンに臨むのですが、

市民ランナーであれば約半年くらいは
フルマラソンで記録を伸ばすために
必要
だとSPIRITS RUNでは考えています。

実際に、今では理にかなった理論が
多く世に出ていて私たちも参考にして
指導をしている部分はあります。


その中で簡単にいうと、

①スピード強化
②スタミナ強化
③レースペース強化
④調整
⑤レース


のような流れが出来上がります。


1つの理論ではありますが、
①〜⑤の流れで練習をすると
記録が伸びていくと。

そして①〜⑤を半年かけて
行なっていくことで記録は伸びていくのですが
今回はこの流れについては割愛します。


さて、なぜここで一番初めに
スピード強化をするのかについて今日は話すので
ここをメインにお伝えします。


大迫選手がいるオレゴンプロジェクトでは、
200mや300mという短いダッシュの
練習のイメージが強いのは
僕だけではないと思います。

バンバンスピード強化をして、
そしてマラソンに移行していったイメージ。


なおさら、

「なぜ、初めにスピード強化をするのか?」

が気になって来ます。


ここをわかりやすくお伝えすると、
マラソンというスポーツは、

①より速く走る
②より長く走る


①②の強化が必要です。

より速くより速く走れると
記録が伸びるというスポーツ。


そこで、より速く走るために必要な筋肉が
速筋
という筋肉で、

より長く走るために必要な筋肉が
遅筋
という筋肉です。


つまり、マラソンというスポーツは、
両方の筋肉を鍛えないといけません。

LSDばかりして、遅筋だけが強化されて
インターバルが苦手になった、
というランナー
はこれまで多くあって来ました。

だから、より速く走るために
インターバルトレーニングが必要になる。


でもなぜ、
インターバルトレーニングなどによって
速筋を初めに鍛えないといけないのか?
というと、

「遅筋から鍛えると速筋が鍛えられる
 スピードがでなくなってしまう」


からです。


スピード強化をするには、
インターバルトレーニングのような
ダッシュに近い速いペースで
走らなくてはいけません。


しかし、LSDなどの持久系練習を
先に行ってしまうと
速筋の機能が低下し、
スピードが出なくなってしまいます。


つまり、

「速筋を鍛えるためにダッシュしたくても
スピードが出せない!」


という状況になってしまいます。


この状態から、
速筋を鍛えていくのはかなりの時間が
かかってしまします。

なぜなら、あなたのマラソン目標記録で
走るためのスピードを強化していかないと
いけないからです。

スピードが出ないにも関わらず。


だからまずはスピード強化練習で
速筋が多少低下しても大丈夫な
状態を作ってから、

持久系のトレーニングで
遅筋を鍛えていくのがセオリー
です。

ゆっくり走るのは、
いつでもできますからね!


だから、5、6月というのは
スピード強化をするランニングクラブが多い、
メニューを作ってもらったインターバルが
メインだったー!!

ということになります。


そして夏場はスタミナをつけて
9月頃からレースペースに慣れていき
調整してレースへ!

という流れになります。


ここまで読むと、

「え、今すぐインターバルしないと!」

となるかと思いますので、
暑いけどインターバルしてスピード強化しましょう!!!