『河口湖 音楽と森の美術館』技術部の佐藤です。
トーレンス(THORENS)社のディスクオルゴール(AD30)の修理依頼が入りました。
故障の原因は樹脂製歯車(ウォームギア)の経年劣化に伴う破損でした。
(最近、樹脂製歯車の経年劣化に伴う修理依頼を多く頂いております。)
リュージュ社がAD30の製造を引き継いだのですが、
現在はウォームギアのみの部品提供は難しいのでは?との情報がありましたので
今回は当館の工房で作成することにしました。

☝丸い樹脂素材を加工すると・・・

☝金太郎飴のような歯車の棒が完成

☝オリジナルの歯車の寸法に合わせて調整して完成
画像3枚にまとめますと簡単そうに見えますが、
作成するにあたり、機械の準備やセッティング、リハーサルを行っております。
歯車1つ作成するのにたいぶ手間暇かけております。。
また、寸分の狂いもなく、全く同じ物を作成できる訳ではございません。
必ず組み込んだ後の動作確認、必要に応じて微調整を行っております。
部品のみの注文依頼はお断りさせて頂きますのでご理解頂けますと幸いです。
◆オルゴール、オートマタの修理ご希望の方は
以下のメールアドレス(技術部の佐藤宛て)に写真(正面、側面、背面、小さなオルゴールは底面)を添えてご相談くださいませ。
E-Mail・・・h-sato@kawaguchikomusicforest.jp
メールが出来ない・苦手な方は当館へお電話を頂ければ幸いです。
折り返しお電話させて頂きます。