今日もご訪問ありがとうございます。
居心地のいい空間作りを考える、インテリアコーディネーター、Keikoです。
実物はこれなの。
これさ、宇宙人からのマレーシア土産で、
なんかさぁ、空港とかに置いてある、ザ・土産物オーラ出まくりじゃない？
この土産物には長いストーリーが隠されてるんだけど、ざっくり話すとこんな感じです。
随分前のこと、宇宙人にお誕生日プレゼントをあげたら、
「これ、いらない。」
「返品しろってこと？」「そうだね。」単調な会話に聞こえて、結構えぐいよね。
この世の者ではない！と確信したこの瞬間、目の前にあったグラスに入った水を思いっきり顔に浴びせかけようか、もしくはグラスごと投げつけてやろうかといろいろ考えました。
が、2人の息子を前に、いかん、いかん、彼らの前でそんなことしては...とぐっと堪えた母Keiko、子供がいなくなって、2人だけの生活になった時には思いっきり水をかけてやる！思いっきりグラスを投げつけてやる！と2人きりになる生活を心から待ちわびた日がありました。
そんな事があった頃に土産で買ってきた、さっきのカトレヤの生き殺しオブジェ。
わたしは、宇宙人を少し地球人にするために言いました。
「返品しろ！ こんな鈍臭いもんいらん！」「え？」「マレーシア空港に戻って、返してこい！」「えっ、無理だよ... 」「いらないものは返品しろの法則を自分にあてはめろ！このボケ〜！」このやり取りで、少し前に自分がしてしまったことを思い出して、何かを感じ取れたのでしょうか。
最後に言いました。
「返品はもういいです。そもそも返品しろ！なんて失礼なことはしたくないので、見えないところに飾っておきます。戒名書く塔婆の形に大きさもちょうどいい、わたしが死んだ時、これをわたしの手に握らせて棺に入れときな！」
腹立つこともユーモアで包み込むよう努力してます。
必死です。
実はカトレヤの生き殺しオブジェはここから始まりました。
宇宙人がマレーシアで子供達に買ってきたカミキリムシ？の生き殺しオブジェ。
わたしがこの虫が好きで、綺麗だ、綺麗だ、と感動していたら、その様子を見て、次のマレーシア出張の時にカトレア生き殺しオブジェを買ってきた、って流れです。
一応、何グラムかの思いやりはあるようです。
インテリア小物は、ただ見てるだけじゃわからない、ひとつひとつに何かしらのストーリーがあります。
人の家にお邪魔した時、
「これはね、ヨーロッパに旅行した時に高い値段で買わされたモノで、言い返せなくて悔しい思いをしたのよ。」
「この絵はね、台湾に住んでいた時に好きで通っていたミュージアムで買ったモノなの。独りぼっちで寂しかったあの頃を思い出すわ〜」
「これは大好きだった父の形見よ。」
その家にあるインテリア小物は、その家の事が少しわかったりする、重要参考人みたいな存在です。
では、今日も良い一日を