KMオープン当時と不良従業員 | kmdogUSAサンディエゴの犬美容師

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サンディエゴ生活30年犬の専門家が語ります。


ウチの店KMの横は酒屋である


つまり

小銭を集めてアルコールを買いにくる浮浪者が多く集まるのである


小銭欲しいから

ウチの店にも入ってくる浮浪者系の人々


オープン半年で最低20匹は集まる忙しい店になってきて

一年もたつと30匹以上が普通になる

猫の手も借りたい状態になり

ウロウロしてる浮浪者系の人を

捕まえ

「あんた犬好き?

どうせ暇なんでしょ?

少し手伝ってよ

お小遣いあげるから」


なんて

そそのかして

無理矢理働かせる私だった。


もちろん

私一人だと

そうゆう得体の知れない人間は店内に入れないけど

ウチの旦那が手伝っていたり、

他の男性アルバイトがいたら

店内に入れていた。


本当は保健ポリシーで

部外者入れてはいけないんだけどね


当時

私の旦那の弟が

刑務所出入りしてた問題児で

「ハーフウェイハウス」という

リハビリ施設に入っていたり


そこには

なんと義父がアルバイトで働いていて

そこの責任者サムは

KMの常連であった。



その「ハーフウェイハウス」の隣に保育園があり

私の娘が少しだけ通っていた。


「ハーフウェイハウス」にはブラックのラブラドールがいて

トレーニングで私に相談があり

私がトレーナーとして「ハーフウェイハウス」に入り

そこで

怖いニーちゃん達と会話するようになった。



凄い犬好きが多く

いつのまにか

私が彼らを面倒みることなったのだ。


そう

「ハーフウェイハウス」とは

ドラッグから足を洗いたい男性が入る施設で

足にはワッカがつけられていて

仕事場にしかいけないルールがある。


もちろんストリートに戻るヤツもいる。

つまりセンターを出てドラッグに戻るという意味


KMにストーン状態で現れて(ドラッグでハイになっている)

「ハーフウェイハウス」のサムに迎えにきてもらったり

そうか言えば

3年も続いて立派なベイザー、グルーマーになったヤツも。


「ハーフウェイハウス」を無事に出て家に戻って

そこから通いはじめた子も多かった。


家族がわざわざKMに現れて

「ウチの子働いた事ないのよー

ビックリだわ

こんなに続いて。。。」

と覗きに来たり

ビックリしたのは

ドラッグ問題児の親って

まともな人が多かったこと。


甘やかされてドラッグに手を出したんだろうなー


でも

「ハーフウェイハウス」にいるヤンキーは親にも見放されたヤツも多かった。


来なくなると刑務所にいたり()


刑務所に迎えに行った事もあった。


面会に行った事も。


もう

そうゆう人間に慣れてしまっていた自分がいた。


今思うと

ウチのスタッフ大変だっただろうなーと思う。


続く。。。。