あさり…やさい??小さな名店のはなし | 日々のあれこれをすこしだけ

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ふと気づけば50代、残りの人生気分よく過ごしたい。そんな気持ちで書くささやかな日々の日記です。

昨夜は友人と中華街ディナー。
前回も訪れた小さなお店に再訪。

一番人気の丸鳥の塩蒸焼は今回もソールドアウト。
多分、ランチに来ないとダメなんだろうな。
でも、絶品の海老雲呑食べられたからまあいいか。

さてお給仕してくれる女性
この方は日本語があまり得意ではないのだけど
めちゃめちゃいい人。
このかた、おかあさんと読んでるけど多分
私とは年があまり変わらないと思う。
この方と話してると、日本にいるんじゃなく
現地の食堂にご飯食べにいってる気分になります。

そのおかあさんが、言葉はわからないけどまあ
「おすすめがある。珍しいものだから食べたほうがいい」的なことをいうわけです。
ただ一言はっきりわかったのは「あさり」という単語だったので、私たちはあさりの酒蒸し的な料理かと思い、オーダーしたわけです。

待つことしばし、出てきたのは

最初は配膳ミスかと思ったけど
お母さんの表情的にそうじゃない。
お母さんは、キョトンとしてる私たちに説明しようとしてくれるんだけど
言葉の壁は如何ともしがたく、諦めて厨房に戻って行きました。

ふときづいたのです、
あさり、じゃなくて、やさい、だったのでは?

ちなみにこのお野菜、ちょっとぬめりがあって
ほのかな苦味が口の中に残るのですが
食感と味付けが絶品で止まらない旨さです。

しばらくしておかあさんがファイルを手にやってきて。
あるページを開いて見せてくれました。

それでわかったこと、これは
「田七人参の葉っぱ」らしい。
そのファイルは漢方食材をファイリングしたものでした。
おかあさんは、
「体にいいものだし、売ってるやさいじゃないから滅多に手に入らないから食べたほうがいいよ」
と言いたかったのだろうと推察しました。

私たちが出てくるもの出てくるもの
美味しい美味しい言うて食べるから
おかあさんはとってもいい笑顔でおもてなししてくれて、私たちもとっても楽しく食事をしたのでした。

こちらのおみせ
来月から始まる孤独のグルメで
早々に取り上げられるそうで
お店の方(日本語通じる人もいる)が
もともと予約しないと席がないことが多いが
多分これからもっとそうなるといっていました。

いいお店なので人気が出るのは嬉しいけど
予約取りにくくなるのは少し残念な気持ち。